FIRE

FIRE(早期リタイア)を目指すなら”貯蓄率”を重視すべし!リタイアまでの必要年数を紹介

早く経済的に自立して、自分らしい理想の生き方(FIRE)を実現したい!
でも、今の状態だとFIRE(早期リタイア)するまでに何年かかるの?

上記の悩みを解決していきます。

FIREとは、Finacial Independence,Retire Earlyの略語で、経済的に自立して早期退職(アーリーリタイア)を目指すライフスタイルのことを指します。

近年、欧米を中心に広まった考え方で、FIREという概念に出会ったことで希望を見いだし、FIREを目指して資産形成に取り組んでいるという方も多いのではないでしょうか。

FIREを目指すにあたってまず知っておいていただきたいのが、“貯蓄率”がFIREの鍵を握っているということです。

そして、貯蓄率が高ければ高いほどFIREに到達するまでの年数が短くなります。

本記事では、FIREを実現するにあたって”貯蓄率”が重要である理由と具体的な数値を用いて「貯蓄率」と「利回り」、「FIRE実現までにかかる必要年数」を紹介します。

アーク
アーク
私もサイドFIREを目指して日々資産形成に取り組んでいます!

ぜひ、FIREを目指して資産形成に取り組んでいる方々に参考にしていただければと思います。

こんな人におすすめ!!

・FIREを目指して資産形成に取り組んでいる
・FIREするために貯蓄率が重要である理由を知りたい
・FIRE実現までにかかる年数を把握したい

FIREを目指すうえで最も重要なのは”貯蓄率”

冒頭でも述べたとおり、FIREを目指すにあたって最も重要なのは”貯蓄率”です。

貯蓄率とは、貯蓄÷収入で表され、収入のうち何%を貯蓄にまわすことができたかを示す指標になります。

稼ぎが多い(=年収が高い)方が早くFIREに到達できそうな気がしますが、FIRE実現までにかかる年数は年収に左右されるのではなく、貯蓄率に左右されるのです。

これは感覚的にご理解いただけるかと思いますが、いくら年収が高くても稼いだ分を支出に回すような人は蓄財ができていないのでFIREするのは非常に難しいです。

一方、年収は少なくても支出を抑えて貯蓄率が高ければFIREというゲームを先行することができます。

この点について、『FIRE 最強の早期リタイア術』(クリスティー・シェン&ブライス・リャン)より興味深いデータが出ているので紹介させていただきます。(参照:【書評/要約】『FIRE 最強の早期リタイア術』はFIREの決定版!

『FIRE 最強の早期リタイア術』p170より

このグラフは「貯蓄率」と「投資リターン」の関係から「リタイアまでにかかる年数」を算出したものです。

たとえば、貯蓄率が30%で投資リターンが10%だとすると、FIRE実現にかかる年数はざっくり20年といった見方になります。

このグラフから導き出される興味深い点は以下の3つです。

①重要なのは”貯蓄率”である
②貯蓄率が低い状態から貯蓄率を引き上げる効果は絶大
③貯蓄率が低い場合、投資リターンの違いがリタイアまでの年数に大きな影響を与える

1つずつ見ていきましょう。

まず、上記のグラフには収入という項目は一切見当たりません。

何度も説明しているように、FIREを実現するにあたって年収は関係なく、重要なのは”貯蓄率”です。

貯蓄率が高ければ高いほど、つまりグラフの横軸が右にいくほど、リタイアまでの年数が短くなることが読み取れます。

そして、貯蓄率が低い場合、貯蓄率を引き上げること、投資リターンを大きくすることの2つによってリタイアまでの年数を大幅に短縮することが可能となります。

貯蓄率が高いということは、生活費が下がっていて(=目標金額とするポートフォリオの規模を縮小)、投資金額が増えている(=目標に辿り着くスピードが加速)ことを意味します。

曲線を見ていただければお分かりのとおり、貯蓄率が低い状態から貯蓄率を引き上げるだけでリタイアまでの年数は大きく短縮できます。

実際に貯蓄率が10%の人が貯蓄率を15%に引き上げるだけで働く年数は約5年も短縮できます。

また、貯蓄率が高い人にとっては投資リターンはあまり影響がないものの、貯蓄率が低い人にとっては投資リターンがリタイアまでの年数に大きな影響を及ぼします。

より早くFIREを実現したいという人にとっては貯蓄率の引き上げが最重要事項となりますが、貯蓄率は低いながらもできる限り早くリタイアしたいという方はポートフォリオを適切に運用して投資リターンを引き上げることである程度リタイアまでに必要な年数を短縮することができます。

可能な限り貯蓄率を引き上げ、自身のリスク許容度に照らしあわせて投資リターンを高めていくことでリタイアまでの年数は短縮することができるので、これからも少しずつ資産形成を積み上げていきましょう。

FIRE到達にかかる年数は?

では、具体的な数値を用いて「貯蓄率」と「投資リターン(利回り)」から導き出される「FIRE到達にかかる年数」を紹介していきたいと思います。

以下の表が生活費25年分の資産を作るのに必要な年数を表したものです。

FIREを実現するために必要な金額の目安として年間生活費の25倍が使われる理由については『FIRE(早期リタイア)するために必要な金額は?目安は年間生活費の25倍』の記事を参照ください。

これまで説明してきたように、貯蓄率が高ければ高いほどFIRE実現までにかかる年数は短くなるということ、同じ貯蓄率であれば投資リターン(利回り)を向上させることによってFIRE実現までにかかる年数が短くなるということが読み取れます。

ある程度実現可能な投資リターン4%を例に様々な事例をみていきましょう。

貯蓄率10%の場合

まずは、貯蓄率10%の場合。

これは名著『バビロン大富豪の教え』で提唱されている貯蓄率です。(参照:【漫画】『バビロン大富豪の教え』|お金持ちになるために読んでおきたい1冊!

投資リターン4%で貯蓄率10%の場合、リタイアまでの年数は約58年となります。

ちなみに家計の金融行動に関する世論調査において1985年から2020年までの貯蓄割合の平均は8%~13%となっており、毎年およそ10%の貯蓄割合が平均的と言われています。

貯蓄率25%の場合

続いて貯蓄率25%の場合を見ていきましょう。

これは貯金のバイブル本『私の財産告白』(本多静六)で提唱されている貯蓄率です。(参照:【要約】『私の財産告白』本多静六|社会人になる前に読んでおきたい貯金のバイブル

投資リターン4%で貯蓄率25%の場合、リタイアまでの年数は約34年となります。

貯蓄率50%の場合

続いて貯蓄率50%の場合、すなわち収入の半分で生活して残りの半分を貯蓄に回すというスタイルを見ていきましょう。

投資リターン4%で貯蓄率50%の場合、リタイアまでの年数は約17年となります。

貯蓄率80%の場合

では最後に貯蓄率80%の場合を見てきましょう。

これは日本国内において30歳という若さでFIREを実現した三菱サラリーマンさん(穂高唯希さん)の貯蓄率です。(参照:【30歳でセミリタイア】『本気でFIREをめざす人のための資産形成入門』穂高唯希

また、先に紹介した『FIRE 最強の早期リタイア術』の著者クリスティー&ブライス夫妻の貯蓄率は52%~78%と言われています。

投資リターン4%で貯蓄率80%の場合、リタイアまでの年数は約5年となります。

ここまで貯蓄率を極めるとFIREはすぐに達成できそうです。

実際に三菱サラリーマン(穂高唯希さん)は30歳でFIREを実現していますし、クリスティー&ブライス夫妻も31歳でFIREを実現しています。

まとめ:貯蓄率を高めることがFIREへの近道

以上、FIREを目指すにあたって最も重要なのは”貯蓄率”であるということ、「貯蓄率」と「投資リターン」の関係からFIRE到達までにかかる年数を紹介させていただきました。

繰り返しお伝えしているようにFIREの最短コースを歩むには貯蓄率を高めることが重要です。

できる限り収入を増やして、満足度を下げずにいかに支出を減らせるか、そして余剰資金を投資にまわし、自身のリスク許容度に照らしあわせた中で投資リターンを引き上げられるかといったことが非常に大切です。

FIREは資産形成の総合科目であり、実現までの道のりも非常に長いです。

ただ、コツコツと収入を増やす努力、支出を切り下げる努力、投資でリターンを増やす努力によってFIREは実現可能だと思っています。

これからも日々の資産形成を少しずつ積み上げていきましょう。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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