100年読み継がれるお金の名著『バビロン大富豪の教え』(漫画版)を読みました。
『バビロン大富豪の教え』は古代バビロニアを舞台に、お金を貯め、守り、増やす原理原則が学べる物語です。
- お金に愛される知恵を身につけること
- 働くことの大切さ
- 人との付き合い方
など、時代を超えて通用する人間が幸福になるための真理が書かれているため、百年近く経った今でも世界中でこの物語が読まれています。
なんと、その『バビロン大富豪の教え』がついに漫画化されることになりました。
私もこの度読んでみましたが、漫画版はかなり読みやすいので非常におすすめです!
特に「読書は苦手だけど資産形成をはじめようと思っている」という人にはまず読んでほしい1冊です。
資産形成に既に取り組んでいるという人も他の書籍等で同じような考え方を身に着けているかもしれませんが、原点に立ち返るという意味でぜひ読んでほしいです。
本記事では、『バビロン大富豪の教え』のストーリーと本書の要点ともいえる「黄金に愛される七つの道具」について紹介していきたいと思います。
漫画版『バビロン大富豪の教え』のストーリー
『バビロン大富豪の教え』は、現代と過去を行き来する物語構成となっています。
現代では、元大学教授・考古学者で借金をたくさん抱えて家族を失った大場拓也が主人公。
友人の近藤武(近藤グループ第9代目社長)より、「バビロンの黄金法則」が記された粘土板の解読を任されるようになります。
その粘土板に記されている過去(古代バビロニア)の主人公は、武器職人の息子バンシル。
ある日、友人のコッビ(商人の息子)と話している時、お互い「お金」について悩みを抱えており、どうやったらお金持ちになれるのかを考えます。
そこで、バビロンの大富豪であるアルカドに直接話を聞きに行くことになります。
アルカドより教えを請い、「黄金に愛される七つの道具」や「お金と幸せを生み出す五つの黄金法則」などいつの時代にも通用する普遍的な知恵を学びます。
「バビロンの黄金法則」を知り、実践していくことで、現代(大場)と過去(バンシル)ともに巨万の富を築いていく物語となっています。
黄金に愛される七つの道具
「バビロンの黄金法則」の一部である「黄金に愛される七つの道具」を紹介します。
アルカドはお金持ちとは「お金の増やし方を知っている者」と定義しています。
「黄金に愛される七つの道具」は、いわばお金を増やすための普遍的な真理であり、以下の七つです。
- 収入の十分の一を貯金せよ
- 欲望に優先順位をつけよ
- 貯えた金に働かせよ
- 危険や天敵から金を堅守せよ
- より良きところに住め
- 今日から未来の生活に備えよ
- 自分こそを最大の資本にせよ
1つずつ見ていきましょう。
1.収入の十分の一を貯金せよ
お金持ちを目指すにあたって土台となるのが、「収入の十分の一を貯金せよ」という教えです。
現代で例えるなら、毎月収入が入ってきたら十分の一(10%)を天引きで貯蓄するということです。
収入の十分の一を貯金するだけでお金持ちになれる訳ではありませんが、ここができていなければお金持ちへの扉を開くことができません。
サラリーマンの生涯年収は平均で約3億円と言われています。
平均的な収入が得られる職業につき、十分の一を貯蓄にまわせばそれだけで定年までに3000万円貯めることができます。
そして、夫婦共働きなら6000万円です。
さらに、収入の十分の一から十分の二に引き上げたり、貯蓄を運用して資産を増やしていけば、資産1億円(いわゆる大富豪)も現実味を帯びてきます。
2.欲望に優先順位をつけよ
第2の道具は、「欲望に優先順位をつけよ」です。
人間の欲望には際限がないため、欲望に優先順位をつけることが重要です。
収入の十分の一を貯金に回したら、残りの十分の九で叶えられない欲望を諦めるのです。
十分の九しか使わないと決めれば、自分に本当に必要なものは何かを考えるようになります。
そうすることによって、一番やりたいことのためにお金を使うことができます。
3.貯えた金に働かせよ
第3の道具は、「貯えた金に働かせよ」です。
これはイメージしやすいと思いますが、しっかりとお金を貯めたらそのお金を原資にお金に働いてもらうということです。
具体的には、銀行の普通預金や定期預金で金利収入を得ることや投資によってお金を増やしていくことです。
4.危険や天敵から金を堅守せよ
第4の道具は、「危険や天敵から金を堅守せよ」です。
簡単に述べると、詐欺に合わないということです。
お金は不意になくなってしまう危険性を持っています。
ある程度お金が貯まってくると儲け話にのりたくなったり、大きく儲けようとして有り金を全て差し出してしまいがちです。
原則として、元金は守らなければなりません。
儲け話がきたら、自分の感覚に頼らず、必ずその道に長けた人に相談するようにしましょう。
5.より良きところに住め
第5の道具は、「より良きところに住め」です。
住居は幸せな生活と密接に関わっており、そしてその幸せは貯金を増やすモチベーションとなります。
住居への支払いは心を豊かにする投資です。
6.今日から未来の生活に備えよ
第6の道具は、「今日から未来の生活に備えよ」です。
将来への不安に備えることも重要です。
毎月少しずつでも金を積み立てていけば、老人になって動けなくなった自分や、自分が死んだ後の家族に蓄えを残すことができます。
人間はみないつか必ず死にます。今日から未来の生活に備えましょう。
7.自分こそを最大の資本にせよ
黄金の七つの道具の最後の一つは、「自分こそを最大の資本にせよ」です。
最終的に勝利の女神が微笑むのは、行動した人間に対してです。
自己投資によって自分の人的資本を高めていくことも重要です。
高めた人的資本をもとに行動してお金を稼いでいきましょう。
まとめ:お金持ちを目指すならまず読んでおきたい1冊
以上、漫画版『バビロン大富豪の教え』について内容を簡単に要約させていただきました。
漫画版は非常に読みやすかったですし、いつの時代にも通じる普遍的な真理が学べます。
これからお金持ちを目指して資産形成に取り組もうと考えているのであれば、まず読んでおきたいおすすめの1冊です。
本記事で紹介させていただいた内容はあくまで一部ですが、「お金を増やす原理原則」や「人間が幸福になるための真理」等が学べる『バビロン大富豪の教え』をぜひ1度読んでみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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