FIREを達成するために必要な年数をシミュレーションしよう!【計算方法を紹介】

FIREを達成するために必要な年数をシミュレーションしよう!【計算方法を紹介】

自分がFIREに到達するまでに何年くらいかかるのかシミュレーションをしたことがありますか?

FIRE達成までにかかる年数の計算は非常に難しそうに感じますが、最近はFIREムーブメントが盛り上がっているだけあって様々なシミュレーションサービスが登場しています。

なので、基本的には自身の「貯蓄率」と「想定する投資リターン」が分かっていれば機械的にFIRE到達までにかかる年数が算出できます。

中には有料のものもありますが、本記事では無料でできるFIREのシミュレーションサイトを紹介します。

  • 目安として自分があと何年でFIREできるのか知りたい!
  • FIREを達成するまでに必要な年数の算出過程を知りたい!

といった方の参考になる記事ですので、ぜひ本記事を参照にFIRE達成までにかかる年数を計算してみてください。

アーク

私はサイドFIREを目指して資産形成に取り組んでおり、当ブログではFIREに関する情報発信を行なっています!

本記事の要点

「年間生活費」と「貯蓄率」、「投資リターン(利回り)」を把握することができれば、FIRE達成の目安としての目標金額と必要年数が算出できる。

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目次

FIRE達成までにかかる年数の計算方法

FIREのシミュレーションサイトを紹介する前に、まずはFIRE達成までにかかる年数の計算方法を紹介しておきます。

そして、計算方法を紹介する前に前提知識として知っておいていただきたいのがFIREを達成するためには貯蓄率の最大化が不可欠ということです。

  • 収入を増やす
  • 支出を減らす

といったように貯蓄率を最大化していく努力を図ることによってより早くFIREを達成することができます。

FIRE達成の目安としてはリタイア後の生涯の支出を賄うのに十分な不労所得が得られる状態になることとされており、FIREムーブメントの支持者は4%ルールに基づき、年間生活費の25倍の貯蓄目標を設定しています。

これらのことから以下の2つの条件を満たすと、FIREを達成できると言われています。

  1. 貯蓄率を高め、年間生活費の25倍を貯蓄する
  2. 投資インフレ調整後の利回りを4%以上にする

つまり、貯蓄率を高めて年間生活費の25倍の金融資産を構築し、それらの資産を投資インフレ調整後の利回りを4%以上でまわすことによって理論上は年間の生活費を不労所得で補えるので、事実上FIRE達成となります。

前置きが非常に長くなりましたが、これらの背景を踏まえると自身の「年間生活費」と「貯蓄率」、「投資リターン(利回り)」を把握することができれば、FIRE達成の目安としての目標金額と必要年数が算出できます。

FIRE実現までにかかる必要年数は以下の計算式で表されます。(参照:Wikipedia

{\displaystyle \int _{0}^{x}pr^{t}dt=25(1-p)}
{\displaystyle \Leftrightarrow {\frac {p}{\ln r}}(r^{x}-1)=25(1-p)}
{\displaystyle \Leftrightarrow x={\frac {\ln(1+25({\frac {1}{p}}-1)\ln r)}{\ln r}}}

貯蓄率をp、投資利回り(インフレ調整後の実質利回り)をr、必要な年数をxと置き、方程式を解くと生活費25年分の資産を作るのに必要な年数が導きだされます。

ただ、こんな難しい方程式は解けないので『WolframAlpha計算知能』に数値を代入して計算しましょう。

以下のように「貯蓄率5%」、「投資利回り1%」で入力してみると、FIRE達成までに175年かかるということが分かりました。

FIRE実現までの年数をシミュレーションしよう!

では、算出方法が分かったところで自身の貯蓄率と投資利回りをもとにFIREを達成するためにかかる年数をシミュレーションしてみましょう。

ここでは、私の例をもとに算出してみたいと思います。

①0から資産形成をはじめてFIREを目指す場合

私の場合、直近の年間の貯蓄率は48.36%で、インデックス投資が主であるため投資利回りは4%で算出してみたいと思います。

さきほど紹介した『WolframAlpha計算知能』に貯蓄率48%、投資利回り4%を代入すると以下のような結果となりました。

計算の結果、貯蓄率48%で投資利回り4%だとFIREを達成するのに18年かかるということが分かりました。

ただ、上の計算例だと現在の資産額を反映していません。

現在の資産額が0で自身の貯蓄率を把握しており、これからFIREを目指すために資産形成に取り組んでいこうと考えている方はこの計算方法を参考にしてみてください。

②現在の資産額を含めてFIRE達成までの年数を計算する場合

現在の金融資産額も含めてFIRE達成までの年数をシュミレーションする場合は『When Can I Retire?』というサイトが便利です。

「年間の手取り収入」、「年間の貯金額」、「現在の金融資産」が把握できていれば算出可能です。(上記の項目が把握できていれば「年間の支出額」と「貯蓄率」は自動で算出してくれます)

私の家計簿を参照に年間の手取り収入が約400万円、年間の貯金額が約195万円、年間の支出額が約205万円、貯蓄率48%、現在の金融資産が約485万円でしたので以下のように入力してみました。

この計算によると15.1年でFIREが達成できそうです。

あくまで年間の収支は年によってバラつきが出ると思いますが、以下のようにシュミレーションもやってくれるのでFIRE実現までの道のりがイメージしやすくなります。

ぜひ、自身の数値を入力してFIRE達成までにかかる年数を計算してみてください。

まとめ:FIREを達成するためのプランはアップデート可能

以上、FIRE達成までにかかる年数の計算方法を紹介させていただきました。

また、具体的な数値を用いてFIRE到達までの年数を計算してみました。

本記事で紹介したように自身の「年間生活費」と「貯蓄率」、「投資利回り」が把握できれば、おおよそのFIRE達成までにかかる年数と目標金額が把握できます。

実際に計算してみると先が長くて思いやられそうですが、ただ漠然とFIREを目指すよりもある程度目安が見えていた方がいいと思います。

FIREを目指して資産形成に取り組んでいる方はぜひ1度計算してみてください。

また、FIREを達成するためのプランはアップデート可能です。

今まで以上に貯蓄率を引き上げたり、投資の利回りを上げる努力を重ねることでシミュレーションよりも早く年間生活費の25倍の金融資産を築くことが可能になります。

しっかりと修正を加えながら共にFIREを目指して資産形成に取り組んでいきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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