「つみたてNISAをはじめたばかり」
「毎月の積立日を月末に設定している」
つみたてNISAの枠(年間40万円)をしっかり活用していただくためにも上記のような方々に注意してほしいことがあります。
本記事では、年間のつみたてNISAの枠をキッチリ利用するために年末に気を付けておくべきポイントを紹介します。
私は2018年のつみたてNISAの制度がスタートした頃から同制度を活用していますが、はじめてから年末に2度つみたてNISAのミスを犯しました。
私の失敗談も併せて紹介しますので、少しでも同じミスをする人を減らせればと思います。
・つみたてNISAをはじめて1年以内
・毎月月末に積立日を設定している
・つみたてNISAの年末の取り扱いが気になる
Contents
【実例紹介】年末にやりがちなつみたてNISAのミス
冒頭でも述べたとおり、私はつみたてNISAをはじめた初年度(2018年)と2年目(2019年)の年末にミスを犯しました。
どのようなミスを犯したのか1つずつ事例を紹介していきます。
積立日を月末に設定していたため、翌年のつみたてNISA扱いに…
まずは私がつみたてNISA初年度(2018年)の年末にやってしまったミスを紹介します。
当時、私は毎月の積立日を25日に設定していました。
2018年の12月のカレンダーがこちらです。

私がつみたてNISAで投資を行っていたファンドは「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」です。
上記は日本のカレンダーになりますが、12月25日はクリスマスで海外市場は休場、26日はイギリス市場が休場となっていました。
そのため、25日につみたて設定を行っていた買付は27日に行われ、28日に約定、翌年の2019年1月4日が受渡日となってしまいました。

つみたてNISAは受渡日ベースで算出されます。
本取引は2018年に約定ができたものの、2019年が受渡日となってしまったのでつみたてNISAの枠は2019年分を利用したことになります。
結果的に2018年のつみたてNISAの枠が余ってしまい、無駄に2019年のつみたてNISA枠を消化してしまったというミスをやってしまいました…
注意すべき点は、海外市場はクリスマス近辺で休場となってしまうことが多いということと、年によっては注文がずれてしまい受渡日が翌年になってしまうということです。
私自身は初年度にこのようなミスをしてしまいましたが、積立日を月末に設定している方は注意しましょう。
年間のつみたてNISA枠オーバー
続いてつみたてNISA2年目の年末に起きたミスです。
既に紹介したとおり、私は2018年の年末に積み立てを行ったものが翌年(2019年)のつみたてNISA枠扱いになってしまいました。
そのため、2019年11月時点でほぼ2019年度のつみたてNISA枠を目一杯利用している状況となっていました。
そのことに気づいておらず、2019年12月のつみたても同じように行われるものだと思っていたところ、とある金融機関から電話がかかってきました。
「2019年のつみたてNISA枠はほぼ使いきられているので、今月の注文は受け付けられません。注文は取り消しさせていただきます。」
ついつい忘れていました。
昨年のイレギュラーが起きていなければ発生しなかったミスではありますが、つみたてNISAの残枠の確認を怠っていました。
結果的につみたてNISAの注文を受け付けてもらえず、自身で特定口座での買い付けをすることになってしまいました。
年末には自身のつみたてNISAの残枠を確認しておくことが非常に大切です。
まとめ:年末に積立日を設定している人は注意しよう!
以上、私がつみたてNISAをはじめて過去2年にやってしまった失敗談を紹介させていただきました。
改めて年末につみたてNISAで注意しておきたいポイントをまとめます。
・つみたてNISA枠の算出は受渡日ベース
・海外市場はクリスマス近辺に休場しているところが多い
・年末にはしっかりつみたてNISAの残枠を確認すること
このあたりをしっかり気をつけることができれば私のようにつみたてNISAの枠を無駄にするミスは減らせるかと思います。
ぜひ、参考にしていただければ幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。