投資信託

【2020年度で最も上がった投資信託は?】トータルリターンベスト3を紹介!

2020年はコロナウイルスに振り回され、大きく経済情勢や株式市場が変動した1年となりました。

株式市場は2月から3月頃にかけて約3割ほど株価が下落する場面も見られました。

しかし、2020年の1年間を振り返ってみると日経平均株価は年間(2019/12/30終値∼2020/12/30終値)で16.01%と大きく上昇し、米国市場も同期間においてNYダウ7.25%S&P50016.26%ナスダック43.64%と大きな上昇を見せています。

そんな変動が激しいながらも株高となった2020年でしたが、どのような投資信託が大きく値上がりしたのでしょうか。

本記事では、2020年度の1年間(2019/12/30終値∼2020/12/30終値)において最もトータルリターンの大きかった投資信託ベスト3を紹介していきます。

2020年度においてどういったカテゴリーの商品が高いパフォーマンスを実現できたのかぜひ参考にしていただければと思います。

こんな人におすすめ!!

・2020年度において高いパフォーマンスを発揮した投資信託を知りたい
・何か新しい投資信託を探している
・2020年度の相場を振り返りたい

【2020年度】投資信託年間トータルリターンベスト3

では、2020年度の1年間において高いパフォーマンスを発揮した投資信託ベスト3を紹介していきます。

モーニングスターのファンドランキングを参照にしています。

分類は全ファンド、期間は1年(2019年12月30日終値から2020/12/30終値の上昇率)、対象は純資産10億以上DC(確定拠出年金)、SMA(ラップ口座)を除くとしています。

上記の条件でスクリーニングした結果、すなわち2020年度の投資信託年間トータルリターンベスト3はこちらのファンドです。

1位 グローバル・プロスペクティブ・ファンド

見事、1位に輝いたのは「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」(日興AM)です。

なんと2020年度の1年間におけるトータルリターンは驚異の125.85%です。【10,727円(2019/12/30)→24,227円(2020/12/30)】

アーク
アーク
仮に1年間持っていたとすると資産が2.25倍になっている計算なのですごすぎです!

ファンドの特色として、破壊的イノベーション(既存の技術やノウハウの価値を破壊し、全く新しい商品やサービスを生み出すもの)を起こしうるビジネスを行う企業の株式(預託証券を含む)を投資対象としています。

また、イノベーションの普及度合いや市場での評価は時間と共に変化することから、投資対象とするイノベーションは固定せず、随時見直しを行っています。

原則として為替ヘッジは行っておらず、ファンドオブファンズ方式で運用を行っている商品です。

2020年11月30日時点の組入上位10銘柄が以下となっています。

組入銘柄の1位には2020年度の株式市場を大きく沸かせた銘柄の1つともいえるテスラが入っています。

上位10銘柄を見ていると、知らない銘柄が多い印象を受けますが、いずれの銘柄も1年間でかなりの高パフォーマンスを記録しています。

月報にて規模別構成比率を参照したところ、超大型株(500億米ドル以上)27.5%大型株(100億米ドル以上500億米ドル未満)31.1%中型株(20億米ドル以上100億米ドル未満)36.7%小型株(20億米ドル未満)4.3%となっており、中型株の比率が非常に高くなっています。

また、最近は非常に注目されている「破壊的イノベーション」専門運用集団ARK社の調査力を活用している点も大きな特徴です。

2020年度のトータルリターン10位「グローバル・フィンテック株式F(H有)」(年間トータルリターン:91.24%)もARK社の調査力を活用しているファンドですので、ここ1年で非常に大きな実績を叩き出していることが分かります。

これからもARK社の運用動向に注目ですね。(ARK社について詳しく知りたい方はこちらのページへ)

2位 eMAXIS Neo 自動運転

続いて、2020年度の投資信託トータルリターン上昇率の2位に輝いたのは「eMAXIS Neo 自動運転」(三菱UFJ国際投信)です。

2020年度の1年間におけるトータルリターンは112.59%となっています。【12,634円(2019/12/30)→26,858円(2020/12/30)】

アーク
アーク
eMAXIS Neoシリーズからとんでもないパフォーマンスの商品が出ましたね~

eMAXIS Neoシリーズは、AIが銘柄を選ぶ、新時代のインデックスファンドとして2018年から運用がはじまりました。

「自動運転」をはじめ、「ナノテクノロジー」や「バーチャルリアリティ」といった革新的なテーマを9つラインナップしています。(詳しくはこちらのページへ)

2020年度において高いパフォーマンスを挙げた「eMAXIS Neo 自動運転」はその名のとおり、日本を含む世界各国の自動運転関連企業の株式を主要投資対象としています。

「S&P Kensho Autonomous Vehicles Index(配当込み、円換算ベース)」に連動する投資成果を目指して運用を行っています。

原則として為替ヘッジは行っておらず、ファミリーファンド方式で運用している商品です。

2020年11月30日時点の組入上位10銘柄は以下のとおりです。

先ほど紹介した「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」同様、テスラが組入1位となっています。

両ファンドとも組入銘柄数が少ない中で組入銘柄1位のテスラが大きく基準価額の上昇に寄与しているのではないでしょうか?

ちなみに他のeMAXIS Neoシリーズの成績を見てみると「ウェアラブル」が62.79%(36位)、「ナノテクノロジー」が61.81%(39位)となっています。

3位 米国IPOニューステージ(資産成長型)

続いて、2020年度の投資信託トータルリターン上昇率の3位に輝いたのは「米国IPOニューステージ(資産成長型)」(三菱UFJ国際投信)です。

2020年度の1年間におけるトータルリターンは107.09%となっています。【10,270円(2019/12/30)→21,257円(2020/12/30)】

アーク
アーク
こちらも前年同期比で基準価額2倍超の驚異のパフォーマンス!

ファンドの特色としては、株式公開(IPO)から概ね5年以内の中型以上の米国株式(上場予定を含む)への投資を基本としています。

また、株式への投資にあたっては、新技術やビジネスモデル等に着目し、企業収益の成長性が見込まれる銘柄を選定しています。

組入外貨建資産については原則として為替ヘッジを行っており、ファミリーファンド方式で運用を行っています。

2020年12月30日時点の組入上位10銘柄は以下のとおりです。

米国市場での株式公開(IPO)からの経過年数の平均が2.9年ということで名前は聞いたことあるけど詳しく知らない企業が多い印象でした。

時価総額別比率を確認すると、300億米ドル以上37.3%100億米ドル以上300億米ドル未満31.7%30億米ドル以上100億米ドル未満25.4%となっています。

業種は「ソフトウェア・サービス」の比重が38.7%と高いものの、業種はしっかり分散されています。

個別株投資だと、なかなか米国株式市場に上場したての会社への投資は躊躇いそうなので、こういった投資信託で分散投資してみるのもおもしろそうですね。

まとめ:新技術に注目が集まった2020年

以上、2020年度の1年間における投資信託のトータルリターンベスト3を紹介させていただきました。

個人的にベスト3のファンドの特色や組入銘柄を見て感じたのが、2020年はコロナで大きく社会構造が変わり、テクノロジーを中心に新しい技術の普及が進んだということでした。

1位に輝いた「グローバル・プロスペクティブ・ファンド」は将来的に破壊的なイノベーションを起こしうる企業への投資を行っていますが、コロナをきっかけにそういった技術力を持った企業が評価されました。

2位の「eMAXIS Neo 自動運転」に関しては自動運転に特化したテーマ型ファンドですが、今後ますます注目されていくイノベーションの1つですね。

3位の「米国IPOニューステージ(資産成長型)」に関しては、米国株式に上場して概ね5年以内の若くして、技術力のある企業の組入が多くなっているファンドでした。

やはり、技術革新を今後起こしていけそうな企業は注目度が高いですし、世の中に変化をもたらしていけば大いなる株価上昇が期待できるのではと感じました。

イノベーションに関しては、生産関数といった経済理論から見ても経済成長や株価へのインパクトは非常に大きいです。(詳しくは以下の記事を参照ください↓)

2021年度以降もどのような動きをしていくのか、今回紹介した3ファンドに関しては今後も楽しみですね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

*ちなみにトータルリターンベスト10は以下のファンドです。

*本記事で用いたデータは2020年12月30日時点のものです。また、上記3ファンドを推奨している訳ではありません。投資は自己責任でお願いします。