つみたてNISA

【2021年版】つみたて(積立)NISA対象おすすめの米国株式インデックスファンドは?純資産、コスト、運用成績を比較

つみたてNISAを活用して米国株式インデックスファンドへの投資を考えているけど、複数あるファンドの中でどれを選んだらいいか分からない…

上記の悩みを解決するために、本記事ではつみたてNISA対象の米国株式インデックスファンドをコストや純資産、運用成績といった観点から数値を用いて比較していきます。

投資信託を選ぶ際に重視したい項目を複数数値で比較しているので、本記事を読んでいただければおすすめの米国株式インデックスファンドが分かります。

アーク
アーク
私も2018年よりつみたてNISAを活用している投資家の1人です!

ぜひ、つみたてNISAの中に米国株式インデックスファンドを組み入れようと思っている方は参考にしていただければと思います。

こんな人におすすめ!!

・これからつみたてNISAで米国株式に投資をしようと思っている
・既につみたてNISAで米国株式に投資を行っている
・米国株式インデックスファンドの比較結果を知りたい

【つみたてNISA対象】米国株式インデックスファンド一覧

まずは、つみたてNISAの対象となっている米国株式インデックスファンドのラインナップを見ていきましょう。

つみたてNISAの対象ファンドを探す場合は、モーニングスターのつみたてNISA対象ファンド一覧がおすすめです。

米国株式インデックスファンドのラインナップは全部で9種類あります。

2021年4月2日時点

連動指数は「S&P500」と「CRSP U.S. Total Market Index」の2つがあります。

S&P500
…米国株式の代表的な株価指数の1つ。時価総額加重平均で算出される。米主要セクターを代表する500社で構成され、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーする。米S&P(スタンダート・アンド・プアーズ)社が算出。

CRSP U.S. Total Market Index
…米国の大型・中型・小型、さらには超小型(マイクロキャップ)株も対象としており、米国株式市場の時価総額のほぼ100%をカバーする。時価総額加重平均で算出される。CSRP(米証券価格調査センター)が算出。

つみたてNISAの対象ファンドで「S&P500」に連動するものは8本あり、「CRSP U.S. Total Market Index」に連動するものは1本だけ(「楽天・全米株式インデックス・ファンド」)となっています。

「S&P500」は米国株式の代表的な株価指数で、米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしています。

「CRSP U.S. Total Market Index」は、「S&P500」指数よりも投資範囲が広く、米国株式市場の時価総額のほぼ100%をカバーしています。

なので、米国市場の主要な株式に投資をしたい場合は「S&P500」米国株式市場全体に投資をしたい場合は「CRSP U.S. Total Market Index」を選ぶのがいいと思います。

【つみたてNISA対象】米国株式インデックスファンド比較

では、先に紹介したつみたてNISA対象の米国株式インデックスファンド全9本を「コスト」「純資産」「運用成績」の観点で比較していきたいと思います。

コスト編

まずはコスト編です。

前提として、インデックスファンドの場合、目標としている連動指数が同じであるならば、コストは低い方がいいです。

投資信託にかかるコストは「買付時手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3つです。

買付時手数料
…投資信託を購入する時に販売会社である証券会社や銀行などで注文を取り次ぎするための対価として支払う手数料のこと。

信託報酬
…投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間はずっと投資家が支払い続ける費用のこと。ただし、別途支払うのではなく、信託財産の中から「純資産総額に対して〇%」といった形で毎日差し引かれる。

信託財産留保額
…投資信託を解約する際に投資家が支払う費用のこと。ただし、別途投資家が支払うのではなく、「基準価額に対して〇%」といった形で解約代金から差し引かれる。

つみたてNISAの対象となっている投資信託は、金融庁が定める基準により購入時手数料は0円(ノーロード)となっています。

なので、気にすべきコストは「信託報酬」と「信託財産留保額」の2つになります。

既に紹介した10ファンドの「信託報酬」と「信託財産留保額」は以下になります。(信託報酬が低い順番に並び替え)

2021年4月2日時点

信託報酬の最安は「SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンド」の0.0935%となっています。

続いて信託報酬が低いのは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の0.0968%です。

上記2ファンドが信託報酬0.1%をきっているので、コスト面ではおすすめできそうです。

また、「米国株式インデックス・ファンド」は信託財産留保額が0.1%かかるということや「農中<パートナーズ>つみたてNISA米国株式S&P500」とあわせて信託報酬が0.4950%と相対的に高くなっているのでこれら2ファンドはできれば避けたいところですね。

純資産編

では、続いて各ファンドの純資産を比較していきたいと思います。

純資産は一般的には30億円以上が好ましいと言われています。

純資産は大きければ規模のメリット(=スケールメリット)によって経費率を抑えられるようになります。(信託報酬が引き下がったりします)

一方で純資産が小さくなる(一般的には10億円未満を目安としている人が多い)と、繰上償還されて計画どおりに運用ができなくなってしまうリスクがあります。

つみたてNISA対象の米国株式インデックスファンドを純資産の大きい順に並べ替えると以下のようになります。

2021年4月2日時点

黄色で塗りつぶしているファンドは純資産30億円以上のファンドで、赤で塗りつぶしているファンドは純資産10億円未満のファンドになります。

純資産が一番大きいのは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の3464億円で、次に「楽天・全米株式インデックス・ファンド」の2375億円、「SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド」が1648億円と続いています。

「Smart-i S&P500インデックス」、「つみたて米国株式(S&P500 )」、「NZAM・ベータ S&P500」の3つは純資産10億円を割れていますが、いずれのファンドも設定日が2020年と新しいので、これからの純資産の動向に注目です。

つみたてNISAを利用して米国株式インデックスに投資している人は非常に多いため、上記3ファンド以外は純資産が30億円を超えているという状況です。

運用成績編

さいごに米国株式インデックスファンド9本の運用成績の差異を比較していきましょう。

「同じ指数への連動を目指しているんだから運用成績は同じなんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

実は、同じ指数への連動を目指していても売買のタイミングや偏りなど様々な条件が組み合わさった結果、ファンドの成績がベンチマークとズレてしまうことがあります。(トラッキングエラー)

では、これまで紹介してきた9ファンドの運用成績に乖離はあるのでしょうか。

2020年3月30日~2021年4月1日の基準価格をもとに直近1年間の運用成績を比較してみました。

連動指数の違いによる運用成績の差異は見られるものの、同じカテゴリーのインデックスファンドの運用成績に大きな乖離は見られませんね。

ただ、やはり信託報酬が低いファンドの方がコストがかからないという点で少し運用成績がいい傾向がみられます。

まとめ:投資対象として非常に魅力的な米国株式

では、これまで解説してきた「コスト」「純資産」「運用成績」の観点から総合的にまとめていきたいと思います。

2021年4月2日時点

つみたてNISAを利用して米国株式に投資を行う場合、連動指数は「S&P500」と「CRSP U.S. Total Market Index」の2つがあります。

「S&P500」指数が米国株式市場の時価総額の約80%をカバーしており、「CRSP U.S. Total Market Index」は米国株式市場の時価総額のほぼ100%をカバーしています。

超小型株まで含めてより広い範囲で米国株式に投資をされたい場合は「CRSP U.S. Total Market Index」に連動するものがおすすめで、その場合「楽天・全米株式インデックス・ファンド」一択となります。

米国の代表的な主要指数「S&P500」への投資を考えるのであれば、コストや純資産、運用成績といった総合的な判断から「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 」か「SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド」がおすすめです。

両ファンドとも純資産の規模が大きく、信託報酬も0.1%をきっている魅力的なファンドです。

GAFAMをはじめ、世界のトップ企業はやはり米国が大多数を占めていますし、人口や資本の効率性、技術革新といった観点から踏まえても米国株式は非常に魅力的な投資対象です。

つみたてNISA対象の米国株式インデックスファンドはコストが非常に安く、米国の優良な企業に幅広く投資ができるのでおすすめです。

ぜひ、つみたてNISAをはじめようと思っている方は米国株式インデックスへの積み立てを検討してみてはいかがでしょうか。

以上、参考にしていただければ幸いです。

*本記事はあくまで個人が作成した記事であり、情報の確実性を保証するものではありません。また、投資は自己責任でお願いします。

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