つみたてNISA

【2021年版】つみたて(積立)NISA対象おすすめの先進国株式インデックスファンドは?純資産、コスト、運用成績を比較

つみたてNISAで先進国株式インデックスファンドへの投資を考えているけど、複数あるファンドの中でどれを選んだらいいか分からない…

上記の悩みを解決するために、本記事ではつみたてNISA対象の先進国株式インデックスファンドをコストや純資産、運用成績といった観点から数値を用いて比較していきます。

投資信託を選ぶ際に重視したい項目を複数数値で比較しているので、本記事を読んでいただければおすすめの先進国株式インデックスファンドが分かります。

アーク
アーク
私は2018年からつみたてNISAを継続しており、先進国株式インデックスファンドもずっと積み立てています!

ぜひ、つみたてNISAの中に先進国株式インデックスファンドを組み入れようと思っている方は参考にしていただければと思います。

こんな人におすすめ!!

・これからつみたてNISAで先進国株式に投資をしようと思っている
・つみたてNISAで先進国株式に投資を行っている
・先進国株式インデックスファンドの比較結果を知りたい

【つみたてNISA対象】先進国株式インデックスファンド一覧

まずは、つみたてNISAの対象となっている先進国株式インデックスファンドのラインナップを見ていきましょう。

つみたてNISAの対象ファンドを探す場合は、モーニングスターのつみたてNISA対象ファンド一覧がおすすめです。

先進国株式インデックスファンドのラインナップは全部で17種類あります。(MSCIコクサイ・インデックスに連動するもののみ紹介)

2021年3月25日時点

MSCI Kokusai Index
…米MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が公表する世界の先進国を対象とした時価総額加重平均型の株価指数。日本を除く22の先進国の上場株式で構成される。

先進国株式に投資をしたい場合、主流は「MSCIコクサイ・インデックス」ではありますが、他のベンチマークとして「FTSE Developed All Cap Index」もあります。

FTSE Developed All Cap Index
…日本を含む先進国24カ国の大型・中型・小型株を全て含む株価指数。

「FTSE Developed All Cap Index」が「MSCIコクサイ・インデックス」と違うのは、日本と韓国も含まれるという点にあります。

「FTSE Developed All Cap Index」に連動するインデックスファンドは「SBI・先進国株式インデックス・ファンド」のみとなっています。

【つみたてNISA対象】先進国株式インデックスファンド比較

では、先に紹介したつみたてNISA対象の先進国株式インデックスファンド全17本を「コスト」「純資産」「運用成績」の観点で比較していきたいと思います。

コスト編

まずはコスト編です。

前提として、インデックスファンドの場合、目標としている連動指数が同じであるならば、コストは低い方がいいです。

投資信託にかかるコストは「買付時手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3つです。

買付時手数料
…投資信託を購入する時に販売会社である証券会社や銀行などで注文を取り次ぎするための対価として支払う手数料のこと。

信託報酬
…投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間はずっと投資家が支払い続ける費用のこと。ただし、別途支払うのではなく、信託財産の中から「純資産総額に対して〇%」といった形で毎日差し引かれる。

信託財産留保額
…投資信託を解約する際に投資家が支払う費用のこと。ただし、別途投資家が支払うのではなく、「基準価額に対して〇%」といった形で解約代金から差し引かれる。

つみたてNISAの対象となっている投資信託は、金融庁が定める基準により購入時手数料は0円(ノーロード)となっています。

なので、気にすべきコストは「信託報酬」と「信託財産留保額」の2つになります。

既に紹介した17ファンドの「信託報酬」と「信託財産留保額」は以下になります。(信託報酬が低い順番に並び替え)

2021年3月25日時点

信託報酬は「野村スリーゼロ先進国株式投信」が驚愕の0%と一つ抜けています。

買付時手数料、信託報酬、信託財産留保額がいずれもかからないということで「スリーゼロ」という名前が付けられています。

ファンドを運用している会社は全く儲からない仕組みになっているので非常に不思議に感じていましたが、信託報酬が0%の期間は2020年3月16日から2030年12月31日までで、2031年1月1日以降は信託報酬率が0.11%以内の率に変わるようです。

つみたてNISA対象の先進国株式インデックスファンドでは設定日が2020年3月16日と一番後発で出ているので、コスト面での優位性を訴えていますね。

続いて、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」が信託報酬0.1023%、「たわらノーロード先進国株式」が0.1089%と続いており、これらのファンドは非常に信託報酬が低いです。

信託財産留保額がかかる「外国株式指数ファンド」、「SMT グローバル株式インデックス」や信託報酬が0.55%以上のファンドは避けたいところですね。

純資産編

では、続いて各ファンドの純資産を比較していきたいと思います。

純資産は一般的には30億円以上が好ましいと言われています。

純資産は大きければ規模のメリット(=スケールメリット)によって経費率を抑えられるようになります。(信託報酬が引き下がったりします)

一方で純資産が小さくなる(一般的には10億円未満を目安としている人が多い)と、繰上償還されて計画どおりに運用ができなくなってしまうリスクがあります。

つみたてNISA対象の先進国株式インデックスファンドを純資産の大きい順に並べ替えると以下のようになります。

2021年3月25日時点

黄色で塗りつぶしているファンドは純資産30億円以上のファンドで、赤で塗りつぶしているファンドは純資産10億円未満のファンドになります。

純資産が一番大きいのは「ニッセイ外国株式インデックスファンド」の2547億円で、「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」も1796億円と非常に大きいです。

この2ファンドは純資産額も圧倒的に大きく、スケールメリットを活かして信託報酬を引き下げている実績もあるので非常におすすめできます。

つみたてNISAの中でも先進国株式インデックスに投資をしている人は非常に多いので、純資産が30億円を超えているファンドもたくさんあります。

一方で純資産が10億円を割れているファンドは3つあります。

先ほど、信託報酬が全くかからないと説明した「野村スリーゼロ先進国株式投信」の純資産は6億円です。

設定日が2020年3月16日と新しいため、まだ多く資金が流入していません。

今後は最安のコストを求めて、「野村スリーゼロ先進国株式投信」に投資を行う人も増えてくるでしょうから純資産の動向は注目したいところですね。

「つみたて先進国株式(為替H有)」と「i-SMT グローバル株式インデックス(ノーロード)」は純資産が少ないですね。

運用成績編

さいごに先進国株式インデックスファンド17本の運用成績を比較していきましょう。

「同じ指数への連動を目指しているんだから運用成績は同じなんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

実は、同じ指数への連動を目指していても売買のタイミングや偏りなど様々な条件が組み合わさった結果、ファンドの成績がベンチマークとズレてしまうことがあります。(トラッキングエラー)

では、これまで紹介してきた17ファンドの運用成績に乖離はあるのでしょうか。

2020年3月16日~2021年3月16日の基準価格をもとに直近1年間の運用成績を比較してみました。

為替ヘッジの有無で運用成績は異なっていますが、同じカテゴリーだと概ね運用成績に大きなズレは見られませんね。

ですので、運用成績といった観点からは特別気にする必要はなさそうです。

為替ヘッジあり
…為替の値下がり(円高)による損失を避ける行為で、為替相場の影響を無視して運用したいという人に向いている。ただし、為替ヘッジにはヘッジをかける費用(ヘッジコスト)がかかることや円安の値上がりを享受できないデメリットがある。

為替ヘッジなし
…為替の対策をしておらず、円高の場合は基準価額が下がり、円安の場合は基準価額が上がる要因となる。為替の値上がりによる収益も期待して運用したいという人に向いている。

まとめ:つみたてNISAで先進国株式インデックスを積み立てよう

では、これまで解説してきた「コスト」「純資産」「運用成績」の観点から総合的にまとめていきたいと思います。

2021年3月25日時点

総合的な観点から踏まえると「ニッセイ外国株式インデックスファンド」や「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」がおすすめです。

上記2ファンドは純資産が非常に大きく、信託報酬も非常に安いです。

また、スケールメリットを活かして、信託報酬を引き下げる努力を継続しているので、今後も信託報酬が引き下げられる可能性もあります。

信託報酬が安い分、他のファンドよりも運用成績も少しだけいいですしね。

「野村スリーゼロ先進国株式投信」もこれからつみたてNISAを始める人にとっておすすめできそうです。

コストは2030年12月31日まで一切かからないですし、その分運用成績も良くなっています。

ただ、設定が新しく純資産額は非常に小さいのでこれからどれだけ資金が流入してくるかは注目したいところです。

つみたてNISA対象の先進国株式インデックスファンドはコストが非常に安く、日本を除く先進国の優良な企業に幅広く投資ができるのでおすすめです。

ぜひ、つみたてNISAをはじめようと思っている方は先進国株式インデックスへの積み立てを検討してみてはいかがでしょうか。

以上、参考にしていただければ幸いです。

*本記事はあくまで個人が作成した記事であり、情報の確実性を保証するものではありません。また、投資は自己責任でお願いします。