つみたてNISA

【2021年版】つみたて(積立)NISA対象おすすめの世界株式インデックスファンドは?純資産、コスト、運用成績を比較

つみたてNISAを活用して世界株式インデックスファンドへの投資を考えているけど、複数あるファンドの中でどれを選んだらいいか分からない…

上記の悩みを解決するために、本記事ではつみたてNISA対象の世界株式インデックスファンドをコストや純資産、運用成績といった観点から数値を用いて比較していきます。

投資信託を選ぶ際に重視したい項目を複数数値で比較しているので、本記事を読んでいただければおすすめの世界株式インデックスファンドが分かります。

アーク
アーク
私も2018年よりつみたてNISAを活用している投資家の1人です!

ぜひ、つみたてNISAの中に世界株式インデックスファンドを組み入れようと思っている方は参考にしていただければと思います。

こんな人におすすめ!!

・これからつみたてNISAで世界株式に投資をしようと思っている
・つみたてNISAで世界株式に投資を行っている
・世界株式インデックスファンドの比較結果を知りたい

【つみたてNISA対象】世界株式インデックスファンド一覧

まずは、つみたてNISAの対象となっている世界株式インデックスファンドのラインナップを見ていきましょう。

つみたてNISAの対象ファンドを探す場合は、モーニングスターのつみたてNISA対象ファンド一覧がおすすめです。

世界株式インデックスファンドのラインナップは全部で10種類あります。

2021年3月30日時点

連動指数は「MSCI ACWI Index」と「FTSE Global All Cap Index」の2つがあります。

MSCI ACWI Index
…米MSCI(モルガンスタンレー・キャピタル・インターナショナル)社が公表する世界の株式を対象とした時価総額加重平均型の株価指数。当指数から日本と新興国を除外したものが、MSCIコクサイ・インデックスとなる。

FTSE Global All Cap Index
…大型株、中型株、小型株を網羅する全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数。英FTSEインターナショナル社が公表する。

つみたてNISAの対象で「MSCI ACWI Index」に連動するものは8本あり、「FTSE Global All Cap Index」に連動するものは2本あります。

両方とも世界の株式に投資をするという点では同じですが、若干違いがあります。

「MSCI ACWI Index」は投資対象が46カ国(先進国23・新興国23)で、「FTSE Global All Cap Index」は投資対象が50カ国(先進国25・新興国25)となっています。

また、「MSCI ACWI Index」は大型・中型株を投資対象にしているのに対し、「FTSE Global All Cap Index」は大型・中型・小型株を投資対象としています。

また、時価総額のカバー率も「FTSE Global All Cap Index」の方が大きいことから、より広い範囲で世界株式に投資をしたい場合は「FTSE Global All Cap Index」に連動するインデックスファンドがおすすめです。

「FTSE Global All Cap Index」に連動するインデックスファンドは「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」と「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の2つです。

【つみたてNISA対象】世界株式インデックスファンド比較

では、先に紹介したつみたてNISA対象の世界株式インデックスファンド全9本を「コスト」「純資産」「運用成績」の観点で比較していきたいと思います。

コスト編

まずはコスト編です。

前提として、インデックスファンドの場合、目標としている連動指数が同じであるならば、コストは低い方がいいです。

投資信託にかかるコストは「買付時手数料」「信託報酬」「信託財産留保額」の3つです。

買付時手数料
…投資信託を購入する時に販売会社である証券会社や銀行などで注文を取り次ぎするための対価として支払う手数料のこと。

信託報酬
…投資信託を管理・運用してもらうための経費として、投資信託を保有している間はずっと投資家が支払い続ける費用のこと。ただし、別途支払うのではなく、信託財産の中から「純資産総額に対して〇%」といった形で毎日差し引かれる。

信託財産留保額
…投資信託を解約する際に投資家が支払う費用のこと。ただし、別途投資家が支払うのではなく、「基準価額に対して〇%」といった形で解約代金から差し引かれる。

つみたてNISAの対象となっている投資信託は、金融庁が定める基準により購入時手数料は0円(ノーロード)となっています。

なので、気にすべきコストは「信託報酬」と「信託財産留保額」の2つになります。

既に紹介した10ファンドの「信託報酬」と「信託財産留保額」は以下になります。(信託報酬が低い順番に並び替え)

2021年3月30日時点

信託報酬の最安は「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の0.11%となっています。

「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」は「FTSE Global All Cap Index」に連動するインデックスファンドです。

ちなみに「FTSE Global All Cap Index」に連動するもう1つのインデックスファンド「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の信託報酬は0.2112%となっています。

「MSCI ACWI Index」に連動するタイプで最も信託報酬が安いのは、「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」と「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の0.1144%です。

そして、次に「たわらノーロード全世界株式」の0.1320%と続きます。

信託報酬が相対的に高く、信託財産留保額のかかる「全世界株式インデックス・ファンド」と「eMAXIS 全世界株式インデックス」は避けたいところですね。

純資産編

では、続いて各ファンドの純資産を比較していきたいと思います。

純資産は一般的には30億円以上が好ましいと言われています。

純資産は大きければ規模のメリット(=スケールメリット)によって経費率を抑えられるようになります。(信託報酬が引き下がったりします)

一方で純資産が小さくなる(一般的には10億円未満を目安としている人が多い)と、繰上償還されて計画どおりに運用ができなくなってしまうリスクがあります。

つみたてNISA対象の世界株式インデックスファンドを純資産の大きい順に並べ替えると以下のようになります。

2021年3月30日時点

黄色で塗りつぶしているファンドは純資産30億円以上のファンドで、赤で塗りつぶしているファンドは純資産10億円未満のファンドになります。

純資産が一番大きいのは「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の1322億円で、次に「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の823億円、「三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスF」が514億円と続いています。

「たわらノーロード全世界株式」と「つみたて全世界株式」の2つが純資産10億円を割れていますが、両ファンドとも設定日が比較的新しいので、これからの純資産の動向が注目されます。

つみたてNISAを利用して世界株式インデックスに投資している人は非常に多いため、上記2ファンド以外は純資産が30億円を超えています。

運用成績編

さいごに世界株式インデックスファンド10本の運用成績の差異を比較していきましょう。

「同じ指数への連動を目指しているんだから運用成績は同じなんじゃないの?」と思われた方もいらっしゃるでしょう。

実は、同じ指数への連動を目指していても売買のタイミングや偏りなど様々な条件が組み合わさった結果、ファンドの成績がベンチマークとズレてしまうことがあります。(トラッキングエラー)

では、これまで紹介してきた10ファンドの運用成績に乖離はあるのでしょうか。

2020年3月30日~2021年3月29日の基準価格をもとに直近1年間の運用成績を比較してみました。

2021年3月30日時点

連動指数の違いによる運用成績の差異は見られるものの、同じカテゴリーのインデックスファンドの運用成績に大きな乖離は見られませんね。

ただ、やはり信託報酬が低いファンドの方がコストがかからないという点で少し運用成績がいい傾向がみられます。

まとめ:自分に合った世界株式インデックスを積み立てよう

では、これまで解説してきた「コスト」「純資産」「運用成績」の観点から総合的にまとめていきたいと思います。

2021年3月30日時点

世界株式インデックスファンドに投資する場合、まずは「MSCI ACWI Index」と「FTSE Global All Cap Index」のどちらの指数に連動する方が自分に向いているのかを確認しましょう。

「FTSE Global All Cap Index」の方が投資対象国が少し多く、大型・中型・小型株までカバーしているので、より広い範囲で世界株式に投資をしたい場合は「FTSE Global All Cap Index」に連動するインデックスファンドがおすすめです。

「FTSE Global All Cap Index」に連動するインデックスファンドは「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」と「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の2つがあります。

純資産は「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」が823億円と大きく(「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」の純資産は188億円)、信託報酬は「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」が0.11%と低くなっています(「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の信託報酬は0.2112%)。

この2ファンドに関してはお好きな方を選んでいただいて問題ないと思いますが、よりコストを抑えたいという方は「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」がおすすめです。

「MSCI ACWI Index」に連動するインデックス・ファンドは「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」か「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」が信託報酬や純資産、運用成績の差異といった点からおすすめです。

日本も含めて世界株式に投資したい場合は「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」、日本株を除いて世界株式に投資をしたい場合は「eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)」を選ぶといいと思います。

ちなみに、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は『投信ブロガーが選ぶFund of the Year 2020』(第1位)も受賞しており、非常に高い人気を誇っているファンドです。

次点として、「たわらノーロード世界株式」や「野村つみたて外国株投信」がおすすめできそうです。

つみたてNISA対象の世界株式インデックスファンドはコストが非常に安く、世界中の優良な企業に幅広く投資ができるのでおすすめです。

ぜひ、つみたてNISAをはじめようと思っている方は世界株式インデックスへの積み立てを検討してみてはいかがでしょうか。

以上、参考にしていただければ幸いです。

*本記事はあくまで個人が作成した記事であり、情報の確実性を保証するものではありません。また、投資は自己責任でお願いします。