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【要約】『才能の正体』坪田信貴|才能がある人の共通点とは

坪田信貴さんの著書『才能の正体』(幻冬舎)を読みました。

坪田塾の塾長としてこれまで1300人以上の子どもたちと向き合ってきた著者が「才能とは何か」に言及しているのが本書です。

また、「才能がある人の共通点」や「才能を伸ばしていくためにどうすべきか」ということまで紹介されています。

『才能の正体』を読んだことで、「”才能”とはそういうことだったのか!」と改めて自分の中で”才能”の定義がしっくり固まりました。

本記事では、本書を読んで私なりに重要だと感じた部分や共感できた部分を中心に紹介していきます。

自分には才能がないんじゃないか…
どうにかして才能を伸ばしていきたい
という人におすすめです!

こんな人におすすめ!!

・”才能”の正体について知りたい
・”才能”を伸ばす方法について知りたい
・人的資本を高めていきたい

本記事で伝えたいこと

”才能”とはあくまで結果でしかない。

”才能”を伸ばしていくには、熱中できることを見つけて人一倍努力をすることが重要。

著者:坪田信貴

『才能の正体』の著者は坪田信貴さんです。

坪田塾の塾長で、書籍、映画化されて大ヒットとなった『ビリギャル』の著者です。

私もビリギャルは映画を見ました。

これまでまともに勉強をしてこなかった学力の低い高校生のギャルが1人の先生と出会って慶応大学を目指すというストーリーで非常に面白かったです。

映画では伊藤淳史さんが塾の先生役で、有村架純さんがビリギャルことさやかちゃんを演じていました。

伊藤淳史さんが演じていた生徒想いの非常にいい先生のモデルが坪田信貴さんだったんですね。

ビリギャルは実話で公式サイトもあるので、興味がある方は覗いてみてください。

『ビリギャル』のイメージが非常に強い坪田さんですが、”子別”指導と心理学を駆使した学習法により、これまで多くの生徒の偏差値を上げてきた凄腕の塾講師でありながら、起業家としての顔も持っています。

また、現在では吉本興行の社外取締役も務めています。

『ビリギャル』のさやかちゃんのように成績の悪かった子を難関大学に合格するように指導したり、経営者として他の会社では採用されなかったような変わった人を採用して優秀な人材に育成してきた坪田さんが「才能とはいったい何なのか?」「才能とはどうやって見つけて、どう伸ばしていったらいいのか?」について考えが述べられているのが本書:『才能の正体』です。

”才能”とは結果でしかない

”才能”という言葉はよく耳にします。

一流のスポーツ選手だったり、一流の経営者には”才能がある”なんてよく言われています。

才能”とはいったい何なんでしょうか

辞書では、”才能”についてこのように定義されています。

生まれつきの能力。また、その働きのすぐれていること。才幹。

『日本国語大辞典』

物事をうまくなしとげるすぐれた能力。技術・学問・芸術などについての素質や能力。

『大辞林』

辞書にも載っているように、”才能”については生まれつきの能力と認識している人が多いのではないでしょうか。

ただ、本書の著者坪田さんは”才能”について以下のように述べています。

「才能=能力」ではありません。「能力」というのは、コツコツと努力を続けられれば、誰でも身につけることができます。この「能力」が高まっていくと、人よりも飛び出たり、尖ったりする部分が出てきて、やがてそこが「才能」として認められるようになるのです。

『才能の正体』坪田信貴

「なるほど!」と思いました。

つまり、”才能”というのは結果でしかないということですね。

コツコツと努力を続け、能力を磨いていく中で人よりも飛び出たり、尖った部分が出て、さらに結果が出た時にまわりから注目され始めます。

だから努力をしてきた部分よりも結果の方に焦点があたり、あいつは”才能がある”と言われるようになります。

言い換えれば、「人は結果しか見てくれない。結果からしか判断しない」ということです。

学歴なんてまさにそうだと実体験としてこの点にかなり共感できる部分があります。

私が卒業した大学はそこそこ学歴が通用する国立大学で、現在の職場では比較的学歴は高い方です。

なので、自分のことを知らない人ほど結果(=学歴)に焦点が当たります。

ただ、私はもともと頭が良いという訳ではなく、高校もそんなに学力も高くない普通の県立高校に通っていました。

高校3年生の時に受けたセンター試験はボロボロで、現役時代は1つも大学に合格できませんでした。

それから1年間浪人の道を選び、『ビリギャル』のさやかちゃんのように大学受験の勉強を頑張りました。

結果的にセンター試験の点数も200点近く上がって、私の高校では年に1人いけるかどうかの大学に合格しました。

ここまでが私の大学受験の成功体験(=努力を積み上げた経験)ですが、先に述べたとおり結果(=学歴)にしか焦点は当たりません。

結果(=学歴)だけに焦点があたると、「お前はもともと頭がよかったんじゃないか」と過去までも過大評価されてしまいます

このような実体験もあって、人は結果しか見てくれない、結果からしか判断しないということは非常に共感できました。

”才能”があると言われている人の共通点

才能とは、生まれつきの能力ではなく、あくまで結果でしかないということは前述のとおりです。

重要なのは「才能がある」と言われている人には共通点があり、それはみんな努力をしているということです。

こいつは「才能がある」と思われている部分というのは、だいたいその人が努力をしてきていることに他なりません。

『ビリギャル』のさやかちゃんについても多くの方は「もともと勉強の才能があったんでしょ」と思われていたみたいですが、さやかちゃんが偏差値40上げて慶応大学に受かった背景には受験勉強を続けてきた努力の積み重ねがあります。

私の同世代にも大谷翔平という野球界のスーパースターがいますが、大谷選手も生まれてから幼少期までは私と変わらない普通の男の子だったんじゃないかと思います。

ただ、どこかで野球と出会い、人一倍の努力を重ねてきたからこそ、今ではNPB、MLBで結果を残し続けて、「野球の才能がある」と言われるようになったのではないでしょうか。

”才能”を伸ばしていくために

冒頭にて『日本国語大辞典』と『大辞林』における”才能”の定義を紹介しましたが、最後に『広辞苑』の載っている”才能”を紹介したいと思います。

才知と能力。ある個人の一定の素質、または訓練によって得られた能力。

『広辞苑』

本書を読んだうえで、1番しっくりくる表現です。

天才と呼ばれる人、社会的に成功している人も元を辿れば普通の人です。

ただ、そこから熱中できるものを見つけて人一倍努力をして”才能”を伸ばしています。

私も『才能の正体』を読んで、「これには没頭できる」、「これなら絶対他人に負けない」ということを大事にしていきたいと思いました。

また、その分野において地道な努力を続けていきたいと思います。

自分の好きなことを見つけて、努力を積み重ねていけば、数年後確実に自分の人的資本は高まっていると信じています。

本記事で紹介させていただいたのは、『才能の正体』の一部です。

他にもおもしろい内容盛りだくさんだったので、ご興味がある方はぜひ本書を手に取ってみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。