ミニマリズム

【書評】『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』佐々木典士|人生の充実度を高めよう

モノを手放すメリットを知りたい
モノを手放すテクニックを知りたい
ミニマリストという生き方に憧れを抱いている

上記のような方々におすすめしたいのが、佐々木典士さんの著書『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』(ちくま文庫)です。

本書は、汚部屋暮らしからモノを徹底的に減らしてミニマリストとなった佐々木典士さんが書いた本です。

ミニマリストとは何なのかといった初心者向けの内容から具体的なモノを手放す心構えやテクニックまで学べる内容となっています。

現在23カ国語への翻訳がなされ、世界累計で40万部を突破しており、これからミニマリストを目指そうと考えている方には非常におすすめの本です。

本記事では、『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』よりミニマリストの定義を紹介します。

また、個人的に感じた資産形成の観点からミニマリストを目指すべき理由を語りたいと思います。

こんな人におすすめ!!

・ミニマリズムの概念、生き方を知りたい
・ミニマリストを目指したい!
・モノを手放すテクニックを知りたい

著者:佐々木典士

著者はもともと汚部屋出身でミニマリストになってから人生が変わった佐々木典士さんです。

本書執筆時(2015年当時)は35歳の男性の独身、結婚経験なし、貯金なし…という状況でした。

当時は人と比べてばかりで劣等感や妬みを感じてばかりだったそうですが、モノを手放してミニマリストになってから毎日幸せを感じられるようになったといいます。

これまで出版社3社を経験し、現在は作家、編集者、ミニマリストとして独立を果たしています。

クリエイティブディレクターの沼畑直樹さんとともに『Minimal&ism』を開設、運営しています。

他の著書に『ぼくたちは習慣で、できている。』(ワニブックス)があります。

ミニマリストとは

本書で伝えたい内容をミニマル(最小限)にまとめるとこのようになります。

モノが少ない、幸せがある。

だから、ぼくたちに、もうモノは必要ない。

『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』佐々木典士

まず最初にミニマリストの定義を確認しましょう。

著者の佐々木さんはミニマリストとは、
自分に必要なモノがわかっている人
大事なもののために減らす人
だと考えています。

ミニマリストを名乗るには具体的にモノの数が100個以下とか明確な基準やルールはありません。

何が必要か、何を大事にするかというのは住む環境や家族構成によって変わりますからね。

また、減らす内容も変わってきます。

なので、ただ他人の目線だけを気にした「欲しい」モノではなく、自分が本当に「必要」なモノが分かっている人。

さらに大事なものが何かわかっていて、それ以外を「減らす」人のことをミニマリストだと定義しています。

また、ミニマリズムは「目的」ではありません。

ミニマリズムはそれぞれが違う大事なものを見つけるための「手段」です。

そして、ミニマリストの理想は、持っているモノをすべて言えるようになることだと考えています。

ちゃんと使っていて、自分に必要なモノであれば、持っているモノは全部覚えているはずですからね。

逆に言うと、持っていることを忘れていたモノは必要ではないということになります。

ふと、片付けしているときに出てくる「あれ?こんなもの持ってたんだ」というモノは手放したところで生活に支障は出ないので、即処分しましょう。

資産形成の手段としてのミニマリズム

資産形成の手段としてミニマリズム(ミニマリスト)を目指すのも非常に有効です。

資産形成の観点から非常に重要だと感じたのが、ミニマリズムはセーフティネットになるということです。

まず、ミニマリストになって恩恵を受けるメリットの1つに「節約」が思い浮かぶ方が多いと思います。

そのとおり、ミニマリストになればいくつもの点から節約でき、お金を貯めるのに非常に有効です。

1 モノが少ないので、広い家が必要なく、家にかかるお金が少なくて済む。

2 集めていたモノを売れば、お金になる。

3 モノを買うとき、真剣に吟味するのでムダ使いがなくなる。

4 すでに持っているモノに満足しているので、物欲自体が薄くなる。

5 ストレスが少ないので、ストレス解消のための食費や消費がなくなる。

6 人の目線が気にならなくなり、結婚・育児・葬式などのコストが必要以上にかからない。

7 仕事にミニマリズムを適用すれば、大きな成果があがり報酬もよくなる。

いかがでしょう。

ミニマリストになれば、こういった無駄な支出がなくなり、お金がしっかり貯まる体質になれそうですね。

このように普段の支出が減れば、自らセーフティネットを引いていることにもなります。

生活するための支出が少なければ生活するために必要な稼ぐ金額も少なくなるので、もし職を失ってしまったとしても立て直しがしやすいです。

また、FIRE(経済的自立と早期退職)を目指すという点においても、必要な生活費が少ないほどより早くアーリーリタイアすることができます。

さらに人生の充実度を高めるという点においてもミニマリズムは有効です。

ミニマリズムは無駄なモノを削ぎ落して、自分が大切なことに集中しているので、本当に自分にとって必要なことにお金を使えるようになります。

著者の佐々木さんもモノにお金を使うというよりも「経験」や「人」にお金を使っているそうです。

最近読んだ『DIE WITH ZERO』では、お金を使うことの重要性が説かれており、特に今しか経験できないようなことに対しては惜しみなくお金を使う方が人生の充実度が高まると述べられていました。

無駄なモノに支出をしない思考が身についている状態で、自分が必要なことに集中して時間とお金を投下できるので、お金を使うといった面でも充実度が高まりそうです。

これまで述べてきたように、ミニマリズムはお金を「貯める力」と「使う力」という面において非常に良い効果をもたらすので、資産形成に取り組んでいる方はぜひ参考にしていただければと思います。

まとめ:ミニマリズムを取り入れて人生の充実度を高める

以上、『ぼくたちに、もうモノは必要ない。』より「ミニマリストの定義」と「資産形成の観点からミニマリズムを取り入れるべき理由」について紹介させていただきました。

私自身、資産形成に取り組む身としてミニマリズムの概念を取り入れているところですが、少しずつ充実感が増してきているように感じます。

改めて自分自身のモノを見直し、モノと向き合うことで、自分の過去を振り返ることができますし、不要なモノは処分することで部屋のスペースも心もスッキリします。

また、モノを購入する際もしっかり判断して購入することが増えたので、不要なモノを購入する確率が減り、購入したモノに対しては満足感が得られるようになりました。

これからも資産形成に取り組み、少しでも自由に近づくためにミニマリズムを有効的に活用していきたいと思いました。

ぜひ、資産形成に取り組んでいる方はミニマリズムを参考にしてみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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