こんにちは、サウナスパ健康アドバイザーのアークです。
私は日々の疲れを癒すためのリフレッシュであったり、思考を深める場として「風呂」や「温泉」「サウナ」を頻繁に活用しています。
これまでにも「入浴」「温泉」「サウナ」に関しては活用することで得られる医学的効用をそれぞれ紹介してきました。
本記事は、まとめ記事としてざっくり「入浴」「温泉」「サウナ」の医学的効用を紹介したいと思います。
「日々の疲れを癒したい!」
「もっと日常を充実させたい!」
「入浴、温泉、サウナの医学的効用を知りたい!」
という方に参考になればと思います。
なお、私は医者ではありません。
「入浴」「温泉」「サウナ」に関して、それぞれの分野の医師の著書をもとに医学的効用を紹介していきます。
入浴がもたらす7大健康作用
手軽かつ安価で毎日無理なく実践できる最高の健康法こそが「入浴」です。
私も日々の入浴は欠かせない習慣となっています。
入浴について医学的な効用を知るには早坂信哉さんの著書『最高の入浴法』がオススメです。
『最高の入浴法』で紹介されている「入浴の7つの健康作用」が以下です。
①温熱作用
→新陳代謝が活発になり、体がリフレッシュする
神経の過敏性を抑える効果
②静水圧作用
→血流の流れがよくなる
③浮力作用
→関節や筋肉への緊張が緩むことでリラックス状態になれる
④清浄作用
→体に有害な物質や微生物、不要な皮脂などを除去
温かいお湯に浸かることで毛穴が開き、汚れや皮脂を流れ出させる効果(シャワーだと清浄作用が弱い)
⑤蒸気・香り作用
→お風呂の蒸気や香りで免疫力を高め、自律神経を整える作用
⑥粘性・抵抗性作用
→水中で体を動かすことで、筋肉に刺激を与えることができる
手軽に運動療法的効果が得られる
⑦開放・密室作用
→心と体が開放的になる究極のリラックス空間
「入浴」から得られる詳しい効果や重い疲れが取れる入浴法についてはこちらの記事で紹介しています↓
温泉がもたらす7つの効果
温泉は入浴よりも手軽さでは劣りますが、「物理的作用」(温泉の温度や水圧)と「化学的作用」(温泉に含まれる成分)といった入浴では得られないより高い効能があります。
温泉から得られる医学的効用については一石英一郎さんの著書『医者が教える最強の温泉習慣』がオススメです。
『医者が教える最強の温泉習慣』に記載されている「温泉に浸かることで得られる7つの効果」は以下です。
①被膜効果
→温泉には、硫化水素や二酸化炭素など、泉質によってさまざまな成分が含まれており、これらの成分が皮膚に付着することで膜のような状態なり、体内温度を高く保ってくれる。
この被膜効果により、温泉を出てもしばらくはポカポカの状態でいられる。
②血流がよくなる
→温泉に浸かることで血の巡りがよくなる。
血流がよくなると、心臓に集まっていた血液が手足の末端までグングン流れていくので、結果として血圧も下げられていく。
温泉の泉質も相まって、「高血圧」や「糖尿病」の改善も期待できる。そして、動脈硬化を直接的に改善する効果もある。
③デトックス効果(美肌効果)
→血流が活発になると、全身の血管を通して細胞に栄養が行き渡るようになる。
その結果、細胞内の酵素やタンパク質などの健康において最も重要なものが活性化し、老廃物の排出もスムーズになる。(デトックス効果)
また、温泉には様々な成分が含まれていることから、アンチエイジング効果を期待できる水質も少なくないため、美肌効果も期待できる。
④保湿効果
→弱アルカリ性の泉質の温泉に入ると、皮膚の表面がツルツルになり、保湿効果が抜群。
⑤細胞そのものが若返る
→細胞に圧力や酸などにより刺激を与えると「リプログラミング」と呼ばれる若返り現象が起こる。
⑥成長ホルモンを活性化
→温泉に浸かることによって成長ホルモンが分泌される。
成長ホルモンが少なくなると、心臓の機能低下や糖尿病のリスク増大、皮膚の乾燥など、老化現象を引き起こす可能性があるので、健康やアンチエイジングのために成長ホルモンは意識的に取り込む必要がある。
⑦プロクラチンを分泌
→プロクラチンとは、様々な生物が生きるために欠かせない役割を持っている重要なホルモン。
たとえば、魚が水中を泳ぐときに水温や水圧などの変化のなかでバランスを保てているのはプロクラチンのおかげ。
私たち哺乳類が授乳するためにも欠かせないのがプロクラチン。
プロクラチンの成分を促す温泉は、ある意味”生命の源”ともいえ、私たちの身体をより自然な状態に戻してくれる。
「温泉」から得られる医学的効用についてはこちらの記事で詳しく紹介しています↓
サウナでととのうことによって得られる8つの医学的効果
個人的に最もオススメしたいのが「サウナ」です。
私はサウナーとして週1回程度サウナに足を運んでいますが、平日に溜まった疲れが一気に取れるくらいリラックスできますし、思考を深める場としても最適です。
そんなサウナの医学的効用を知るには”サウナドクター”こと加藤容崇医師の『医者が教えるサウナの教科書』がオススメです。
『医者が教えるサウナの教科書』で紹介されていた「サウナの医学的効用8つ」は以下です。
①脳疲労が取れて頭がスッキリする
→サウナに入ることによって強制的に思考が停止されるため、DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)の消費量が減るため、脳がスッキリする
②決断力と集中力がアップする
→サウナに入るとα波が正常化し、認知機能(ワーキングメモリー)や集中力の向上につながる
③アイデアやひらめきが舞い降りる
→サウナに入ると右側頭頂葉の一部にβ波が増加するため、アイデアが浮かびやすい状態になる
④感情的にならなくなる
→α波が正常化し、リラックス効果が高まることに加え、自律神経がリセットされる。
日常生活においても交感神経、副交感神経の切り替えがスムーズに行われるようになり、体調が改善し、結果としてメンタルが安定しやすくなる。
⑤睡眠をコントロールできるようになる
→短期間で深い睡眠を得られるようになることに加え、日中の眠気も妨げるという驚くべき研究結果が出ている。
ただ、医学的なメカニズムはまだ解明されていない。
⑥感覚が敏感になる
→感覚を司る頭頂葉(右)の一部が活性化するため、味覚や触覚、嗅覚などの五感が敏感になる。
サウナ後に食べる食事(サウナ飯)はめちゃくちゃ美味しい。
⑦肩凝り・腰痛・眼精疲労がやわらぐ
→温熱効果によって凝り固まった筋肉がやわらぎ、血流が増加するため疲労がやわらぐ。
また、サウナは活動によってダメージを受けた組織の炎症を取り除いて治りやすくし、さらに抗酸化作用によってダメージを受けにくい体質に変えるという報告もなされている。
⑧肌がきれいになり、やせやすい体質になる
→サウナで汗をかいたり、血流が促進されたりすることで肌の新陳代謝が促進され、肌の調子が整う。
また、サウナ後は熱刺激を受けたことでHSPが出るため、細胞が修復される。
そして、サウナに入ると甲状腺ホルモンが増えるので代謝が上がり、やせ体質になる。
「サウナ」で仕事のパフォーマンスが上がる医学的根拠は詳しくこちらの記事で紹介しています↓
まとめ
以上、「入浴」「温泉」「サウナ」から得られる医学的効果を簡単に紹介させていただきました。
本記事を通して、少しでも興味を持っていただければ幸いです。
私も「入浴」「温泉」「サウナ」は日常的に利用しており、本記事で紹介させていただいた効果は体感しています。
日常で溜まった疲れもスッキリ取り除くことができますし、ゆっくり自分の時間を取れるので非常にオススメです。
「入浴」「温泉」「サウナ」について、「詳しい効用を知りたい」、「より効果が得られる方法を知りたい」という方は本記事で紹介した本がオススメなのでぜひ手にとってみられてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。