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【書評】『メモの魔力』前田裕二|知的生産のためのメモの書き方を実例付きで紹介

SHOWROOM社長、前田裕二さんの著書『メモの魔力』は私にとって大きな変化を与えてくれた1冊です。

この『メモの魔力』を最初に読んだのは2019年の6月でした。

知的生産のためのメモ”という概念を初めて知り、衝撃を受けたのを覚えています。

私は『メモの魔力』を読んで、メモは使い方次第で自分の夢を叶えるツールにもなりうるすごい魔力を秘めていることを感じ、それ以来本書で紹介されている”知的生産のためのメモ”を取り入れるようになりました。

特に読書をする際にこの”知的生産のためのメモ”を活用していますが、確実にインプット力、アウトプット力が向上しているように感じています。

本記事では、『メモの魔力』より”知的生産のためのメモ”とは何なのか、併せて実例付きでメモの書き方を紹介していきたいと思います。

本記事で伝えたいこと

メモは私たちの思考も深めてくれるし、自分を知ることもできる。そして、夢を叶えることもできる。

こんな人におすすめ!!

・知的生産のためのメモについて内容、書き方を知りたい
・自分自身について詳しく深堀したい
・自分が持っている夢を叶えたい

知的生産のためのメモ

メモには2種類あります。

1つが記録するためのメモ。そして、もう1つが知的生産のためのメモ

そう、本書で紹介されているのがこの”知的生産のためのメモ”になります。

私自身も本書を読む前はそうでしたが、メモをする=記録のためのメモだと思っていました。

仕事で上司から指示されたことをメモしていたり、やらなければいけないこと(=To do)やリマインダーとしてメモを活用していたのがこれまででした。

私が『メモの魔力』を読んで一番衝撃を受けた部分というのが、この”知的生産のためのメモ”になります。

では、この”知的生産のためのメモ”とは何なのか。

文字通り、知的生産を目的としたメモということになります。

著者の前田さんは日々街を歩く過程においても気になったことについてはすかさずメモを取り、1日に取るメモの量は膨大になるといいます。

前田さんから生まれるアイデアというのはこのようにふだんは無意識に通り過ぎてしまいそうなことに目を向けて、逃げずにそれらを言語化することによって生まれているそうです。

このように気になったことについて取ったメモを自身のアイデアにする知的生産の過程を、「知的生産のためのメモ」と呼んでおり、この人間にしかできない知的生産活動こそが仕事の真髄であるということになります。

これからの時代は、情報をそのまま書き写すといった、機械的なオペレーション作業はどんどん機械やロボットで代替されていくような世の中です。

なので、この知的生産のためのメモのようにより希少性が高く、大きな付加価値を生み出せることに、大切な時間を割いていくことが重要になっていきます。

メモとは、単に情報を記録するものではなく、受け取った情報に何らかの意味合いを付与し、そこから知的生産していくために存在する。

『メモの魔力』前田裕二

次にこの知的生産のためのメモについて書き方を紹介していきたいと思います。

知的生産のためのメモの書き方

知的生産のためのメモを取るにあたって最も重要になるのが、ファクト→抽象→転用」というフレームワークになります。

前田さんのメモ術のエッセンスはシンプルにこの3点にあり、

①インプットした「ファクト」をもとに、
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する。

ということに尽きます。

実際に私も『メモの魔力』を読んでからこのフレームワークを活用して日常生活で気になったことや読書の際に取り入れ、感じたことについてメモしています。

私もまだまだ抽象化が難しく感じることも多いですが、参考程度に私が『メモの魔力』の再読をしながらこのフレームワークを利用して取ったメモを参考程度に載せておきます。

これをフレームにあてはめると、以下のようになります。

基本的にノートは見開きで使います。

ファクトの部分には、どこかで見聞きした、客観的な事実を記入します。

私が読書の際に取るファクトは、本を読んでいてふと気になった箇所やフレーズなどを記入します。

ビジネスの場面であれば、会議中に話されたポイントや内容、日常生活においては起こった事実を記入するということになります。

標語の部分は、何の話なのかを一言で表現したり、キャッチーなネーミングを作成していきます。

重要なのは、ノートの右側の部分になります。

左側に書かれているファクトを見つめて、そこで書かれている具体的な内容を抽象化していきます。

この抽象化こそがメモ術の根幹であり、機械では成し得ない人間に与えられた最強の武器になります。

要はそのファクトについての本質に迫るということです。

そして、最後に転用の部分には、抽象化した気づきを別の何かに適用して実際に行動に変えるために使います。

右側の部分は非常に重要であると述べられていますが、抽象化で止まってしまえば、単なる評論家で終わってしまいます。

きちんとアクションにつなげる(=転用)ことで、自分の日々や人生が変わっていく可能性があります。

私は主に読書の際に知的生産のためのメモを取り入れていますが、本を読んで個人的に響いた重要な箇所(ファクト)を自分なりに抽象化し、何か自分自身にとって行動を取り入れられそうな部分を転用の箇所に記入していますが、1つでもアクションにつなげられたらその本を読んでよかったなという風に思えます。

メモに秘められた強大な魔力

このメモ術というのは、思考を深めることにも役立ちますが、他にも自己分析に役立てられたり、自身の夢を叶えることにも応用することができます。

前田さん自身も幼い頃からこのメモ術を活用して、思考を深め、様々なノウハウを知り、自己分析にも役立て、現在社長を務めているSHOWROOMもこのメモ術から生まれたといいます。

私も本書を読んでいて、一文一文に非常に説得力があったり、具体例が分かりやすいと感じましたが、これこそ前田さんが日々取るメモによって細かい粒度まで抽象化される技術があるからだと感じました。

自己分析については、本書の巻末に自分を知るための1000の質問が掲載されています。

このメモ術を活用して自己分析を行うことで、より深く自分自身が何者であるのかより鮮明になると思いますし、人生の勝算が見つかるかもしれません。

夢についてもメモを通して言語化が行われることによって現実になる可能性が高くなります。

紙に書いた時点で潜在意識に刷り込まれる度合いも高くなりますし、言霊も力を発揮します。

メモは私たちの思考も深めてくれるし、自分を知ることもできる。そして、夢を叶えることもできる。

これこそが、メモの持つ強大な魔力なんだなと感じました。

まとめ:メモで人生は好転する!

以上、前田裕二さんのベストセラー本『メモの魔力』より”知的生産のためのメモ”の書き方を紹介させていただきました。

”知的生産のためのメモ”を取ることで思考を深めることもできますし、応用すれば自分の自己分析や夢を叶えるツールにもなりえます。

前田さん自身がメモで人生を大きく変えているようにメモに秘められた魔力は凄まじいと改めて感じました。

『メモの魔力』をまだ読まれていない方がいらっしゃればおすすめの1冊なのでぜひ手に取ってみられてください。

きっといい出会いになると思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

【関連書籍】

『メモの魔力』の著者、前田裕二さんの思考が全て詰まった本『人生の勝算』も非常におすすめです。