金融資産形成

エネルギーを投入して未来からのお返しを得る|『投資家みたいに生きろ』藤野英人

こんにちは、20代の資産形成家アークです。

先日、藤野英人さんの著書『投資家みたいに生きろ』を読みました。

学生時代の頃から藤野さんの本は『投資家がお金よりも大切にしていること』や『投資バカの思考法』なども読んでいたので、改めて藤野さんの投資家としての考え方を学ぶことができました。

個人的には藤野さんの投資家としての考え方は好きです。

投資も知らなかった学生時代の私が投資って社会的に意義のあることなんだなと思えたのも藤野さんの前作を読んだからです。

それでは、さっそく本書を読んで印象に残った部分を中心に紹介していきたいと思います。

著者について

著者はひふみ投信でおなじみの藤野英人さんです。

レオス・キャピタルワークス株式会社代表取締役社長・最高投資責任者(CIO)です。

早稲田大学の法学部を卒業し、国内・外資大手投資運用会社でファンドマネージャーを歴任後、2003年にレオス・キャピタルワークス株式会社を創業されています。

カンブリア宮殿の出演をきっかけに一時脚光を浴びた、日本の成長企業に投資をする株式投資信託「ひふみ」シリーズを運用しています。

他にも一般社団法人投資信託協会理事を務めていたり、JPXアカデミー・フェロー、明治大学商学部兼任講師として投資教育にも注力されています。

投資とは

本書は投資家みたいに生きるための本となっていますが、まず著者の藤野さんは投資についてこのように考えられています。

投資とはエネルギーを投入して未来からお返しをいただく行為

『投資家みたいに生きろ』藤野英人

藤野さんの前作でもこれまで述べられていた投資の考え方ですが、私もこの投資の考え方は非常に好きです。

以前の私もそうでしたが、「投資」っていう単語を聞くと「株式投資」がだいたいイメージされます。

ただ、エネルギーを後輩や子どもに投入すると、「教育投資」となり、工場や店に投入すると「設備投資」になります。

「株式投資」は会社を応援する資金としてエネルギーが投入されています。

寄付やボランティアに使われれば、「社会投資」ですし、自分自身にエネルギーを投入すれば「自己投資」になります。

これらのように、過去にリスクを取る人とエネルギーがあったからこそ、結果として今の社会が実現しているということになります。

なので、未来の社会も私たちが今、エネルギーを投入していかないと切り開いていくことができないということになります。

エネルギーの中身

投資の本質はエネルギーを投入することだと前述しましたが、実際にエネルギーにはどういうものがあるのでしょうか。

本書で紹介されていた図をまとめました。

エネルギーの中身

ポイントはこれらのエネルギーの中身は掛け算になっているということです。

主体性、時間、お金、決断、運といった様々なエネルギーが総動員されることでエネルギーが大きくなって、未来からのリターンが最大化されます。

未来からのお返し

では、これらの5つのエネルギーを投入することによって得られる、「未来からのお返し」とはどのようなものがあるのでしょうか。

本書で紹介されていた図をまとめました。

未来からのお返し

「目に見える資産」、「目に見えない資産」、「明るい未来」の3つになります。

1つずつ見ていきましょう。

リターン① 目に見える資産

目に見える資産というのは理解しやすいと思います。

例えば、株式投資。
株式投資は企業にお金と時間を投資することによって、リターンとして利益(お金)を得ることができます。

株式投資は一番理解しやすい例ではありますが、他にもサラリーマンの給料も自分の時間や労力を会社に投入したお返しとして得ています。

目に見える資産というのは、生活する上で必要不可欠であり、リターンがしっかりと返ってきていることも実感しやすいと思います。

ただ、ここで重要となるのは、目に見えるものばかりを追い求めると、人生は空虚なものになってしまうということです。

サラリーマンの給料も目に見える資産としての会社からのリターンであると述べましたが、ここばかりに囚われてしまうのはよくありません。

サラリーマンは1日8時間の貴重な時間を会社に投入している訳ですが、目に見える対価としての給料だけに囚われるともっと時間を投じて残業代に依存してしまったり、会社の給与体系に気づいて頑張ったって給与は増えないという消極的な思考や行動に変わってしまいます。

これらの考えの行き着く先というのは、サラリーマンでいえば社畜ということになります。

目に見える資産ばかりに注目するのではなく、次で述べる目に見えない資産を意識するのもこれからの時代重要となってきます。

リターン② 目に見えない資産

目に見えない資産というのは、代表的なものでいうとスキルや健康、人間関係があてはまります。

一番わかりやすいのが、教育ではないでしょうか。

たとえば、受験勉強や資格の勉強に時間やお金を投じることで、学歴や資格、語学などのスキルを得ることができます。

これからは人生100年時代と言われており、『ライフ・シフト』もベストセラーとなりましたが、そこでも目に見えない資産を意識して増やしていくことの重要性が書かれていました。

サラリーマンも給料だけに依存するのではなく、目に見えない資産(スキル、健康、人間関係など)を磨くことによって社畜人生を脱出することもできますし、新たな道も切り開いていくことが可能になります。

私も会社の給料だけに依存する生き方は嫌なので、これから目に見えない資産を増やしていけるようにエネルギーを投入していきたいと思います。

リターン③ 明るい未来

見える資産と見えない資産よりも分かりにくい概念かもしれません。

藤野さんが投資をする本当の目的も世の中を良くして明るい未来をつくることだそうです。

明るい未来というのは、世の中が明るくなるということ。

これが最大のリターンですよね。

だって、世の中全体が暗かったら、自分自身もよりよい人生を送ることができないですから。

ひふみシリーズで脚光を浴びているレオスキャピタルワークスの投資手法も各メディアで報道されていますが、主に長期的に成長する見込みのある会社に投資をしています。

ファンドマネージャーとしての藤野さんの考えている株式投資というのは、お客さんのことをきちんと考えていて、社員のことも愛している利他の心がある人たちに投資をして、日本の将来に賭け、それによって明るい社会をつくっていく循環を生み出すことだそうです。

株式投資だけでなく、個人の生き方についても同じことが言えます。

自分自身が明るい社会をつくる存在になるためには、まじめに生き、自分に投資をして、成長を手に入れる。

真の意味で投資家みたいに生きるためには、このような世の中をよくするというリターンをいつも意識することが大切だと藤野さんは述べています。

投資家みたいに生きる

投資家みたいに生きるということは、自身のエネルギーを投入し、未来からのお返しを得るということでした。

そうすることによって、希望を最大化する人になることができ、自身の市場価値を高め、これからの変化の時代を生き抜くことができるようになります。

習慣を変えれば生涯賃金だった変わるし、そして何より主体的に生きることの充実感は何物にも代えがたい価値があります。

私も20代の資産形成家として、これからの自身のエネルギーを投入し、未来を少しでもよくできるように頑張りたいと思いました。

これからも投資家としての考え方を大事にして、日々の生活を送っていきたいと思いました。