生活防衛資金

【まとめ】生活防衛資金の役割や貯め方を解説!いくら必要でどこに預ければいいのか?

・生活防衛資金ってなんで必要?
・生活防衛資金っていくら必要?
・生活防衛資金の預け先ってどこがいいの?
・生活防衛資金の貯め方を知りたい

本記事では、生活防衛資金の役割から必要金額、預け先、貯め方など生活防衛資金に関する様々な悩みを解決していきます。

アーク
アーク
私自身も資産形成をスタートすると同時に生活防衛資金の構築に励みました。生活防衛資金を構築したことによって、より安心感を持って資産形成に取り組むことができるようになりました。

私も生活防衛資金に関する様々な情報を集めながら、自分なりの考え方を持って生活防衛資金を構築することができたので、自身の経験も交えながら分かりやすく解説していきたいと思います。

生活防衛資金が果たす役割

まずは生活防衛資金が果たす役割について説明します。

結論から申し上げると生活防衛資金は有事の際に自分を守る大事な役割を果たしてくれるものです。

生活防衛資金を構築しておくことで、災害や病気、失業など自分の身に何か起こった時でも生活水準を下げずに安心して生活することができます。

当たり前のように生活していても、災害や病気、失業といった嫌な出来事はいつ起こるか分かりません。

そういった出来事が急に訪れたときでも自分や家族を守るための資金として生活防衛資金を構築しておくことは非常に重要です。

生活防衛資金はいくら必要?

では、生活防衛資金はいくら必要なのでしょうか?

実は、この「生活防衛資金がいくら必要か?」といった問いに対して絶対的な答えというものはなく、見解も様々です。

また、自分の属性や家族構成等によっても必要となる金額が変わってくることも難しいところです。

ここでは、生活防衛資金の必要金額について様々な考え方を紹介していきますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。

生活防衛資金は生活費の3ヶ月で十分!?

生活防衛資金の必要金額に関して、少額で十分と考える人たちの多数派が生活費の3ヶ月分という考え方です。

著名な方だと、経済評論家の山崎元さんが生活防衛資金は生活費の3ヶ月分で十分だと述べています。(参照記事:『投資に回さない「生活防衛資金」は3ヶ月分で十分といえる理由』)

山崎さんが生活防衛資金は生活費の3ヶ月分で十分という結論に至った理由が以下です。

「富裕層には生活費2年分がいいかもしれないけれど、普通のサラリーマンが2年分のお金を別途貯めるまで投資を始められないとしたら、なかなか投資に取り掛かることができないな」と疑問を感じていた。そして、「株式や投信は部分売却ができて十分な流動性があるのだから、生活防衛資金は3ヶ月分くらいで十分だ」という意見に至った。

DIAMOND online 『投資に回さない「生活防衛資金」は3カ月分で十分といえる理由』 より

お金は使うためにあるという考え方に基づいて、投資をしながら予定外の大きな支出が必要になった場合は躊躇なく株式や投資信託を部分的に解約したらいいという意見です。

生活費の3ヶ月分だと資産形成をはじめたての方でも生活防衛資金を貯めるハードルはグッと下がりますね。

生活防衛資金として普通預金にお金をたくさん寝かせておくよりも投資にたくさんお金を回すほうがよりお金に働いてもらうことができるので、投資をしないという機会損失は減らせそうです。

ただ、リーマンショックや東日本大震災、コロナショックのような事態がくると少し心もとないと思います。

こういった有事の際に、収入が途絶えて生活防衛資金を使い果たしてしまった場合に暴落している株や投資信託といった金融資産を取り崩すのは精神的にもかなりしんどいことが想定されます。

年齢が若かったり、独身の人などはある程度リスクを取ることができるので、生活防衛資金は相対的に少なくてもさほど問題はないでしょう。

〇 資産形成をはじめたてでもすぐ投資に注力できる

× 最悪の事態の時の防衛力が弱い

生活防衛資金は生活費の2年分貯めておこう!

生活防衛資金の必要金額の目安として挙げられる多数派は生活費の2年分という考え方だと思います。

著名な方だと、『お金は寝かせて増やしなさい』の著者水瀬ケンイチさんが生活防衛資金の必要金額の目安として生活費の2年分と述べています。

「世の中でなにが起きようが、会社が倒産しようが、クビになろうが、絶対に自分と家族の生活を守るという一点をベースにして、投資戦略を考えるべきなのです」という考え方に強く賛同するとともに、「職を失うというリスクに対しては、最低2年はみておきたい」という目安を妥当だと考えたため、自分の投資戦略として採用したものです。

『お金は寝かせて増やしなさい』水瀬ケンイチ p59より

先に紹介した生活防衛資金は生活費の3ヶ月分を貯めようといった考え方と比較すると、2年分の生活費を貯めるのにはかなり時間がかかることが想定されます。

ただ、水瀬さんは2011年に起こった東日本大震災のことを思い出すと、生活の再建にあたって食料の確保にはじまり、けがの治療、居住地の確保、仕事への復帰など、いろんな段階を踏む必要があり、生活費の3ヶ月分や半年分では心もとないと感じたそうです。

失業や長期入院などの個人的な問題であれば、少な目の生活防衛資金でも対応できそうですが、災害大国日本において今後も大規模な災害への備えを想定すると生活防衛資金が生活費の2年分あるとかなり安心できると思います。

実際にリーマンショックや東日本大震災を経験しながらインデックス投資を続けてきた水瀬さんは生活防衛資金について、生活を守ってくれるだけではなく、心の安定も守ってくれる副次的な効果もあると述べられています。

何か嫌な出来事が起こった時に余裕を持って対応できるようにしておきたいといった方や家族を守らないといけないといった立場の方は相対的に生活防衛資金を厚くしておく必要がありそうです。

〇 今後に大きな災害が起こった際でも安心することができる

× 生活費の2年分貯めるのはなかなか時間がかかる

生活防衛資金の目安は状況に応じて変更しよう!

生活防衛資金の必要金額については生活費の3ヶ月分といった意見や生活費の2年分が必要といった意見など様々ありますが、重要なのは自身の属性や家族構成等によって自分が納得した生活防衛資金を構築することです。

年齢が若い独身の方などは相対的にリスクを取ることができるので、生活防衛資金の金額は少なく見積もっても問題ないと思いますし、家族がいる方やあまりリスクを取りたくないといった方であれば生活防衛資金を厚めに構築しておくのがよいと思います。

ちなみに私は20代の独身である程度リスクを取れるものの、自分に何かあった場合に手厚く備えておきたいと考えているので生活費の6ヶ月分(半年分)を生活防衛資金の目安としました。

自身の属性や家族構成、リスク許容度なども生活していくにあたって変わることもあると思うので都度生活防衛資金の必要金額を見直すことも大切です。

生活防衛資金の預け先は普通預金がおすすめ

生活防衛資金の預け先として最も適しているのは銀行の普通預金です。

生活防衛資金の預け先として普通預金が最も適している理由は、「流動性」と「安全性」の両方の条件を満たしているからです。

「流動性」とは、すぐに換金できるかどうかということです。

生活防衛資金は自分が有事の事態(災害、失業、病気など)に陥った際にすぐにお金を引き出せるかどうかは非常に重要です。

「安全性」とは、元本を毀損しないかどうかということです。

もし、現金が必要になった時に自身の預けていた資金が目減りしていたらその資金は精神的に使いにくくなります。

このような観点から考えると、「流動性」と「安全性」の双方の条件を満たしている銀行の普通預金が生活防衛資金の預け先として最も適していると言えます。

また、実態店舗がある銀行とネット銀行のどちらがいいのか?生活防衛資金に債券や株、投資信託はアリか?といったことについては以下の記事で紹介しているので、併せて参考にしていただければと思います。

生活防衛資金の貯め方

自身に必要な生活防衛資金の目安が決まったら生活防衛資金の構築に取り掛かりましょう。

生活防衛資金を貯めるにあたって重要になるのが、生活防衛資金用の口座を作ること貯める仕組みを作ることです。

生活防衛資金用の口座を作成しよう!

「生活防衛資金は別に日常で使っている銀行口座でよくない?」
と思った方もいるでしょう。

ただ、個人的には日常生活用の銀行口座とは別に生活防衛資金用の銀行口座を作成することをおすすめします。

理由は口座ごとに用途を色分けしておくことによって目的が明確になるからです。

もし、日常生活用の銀行口座と生活防衛資金を一緒にしてしまうと線引きが分からなくなります。

この場合、はっきりと生活防衛資金がいくら貯まっているのか分からないのが非常に難点です。

様々な資産形成本にも目的ごとに口座を色分けしようと述べられているように日常生活用、投資用、事業用、生活防衛資金用など用途ごとに口座を作成してみてはいかがでしょうか。

生活防衛資金を貯める仕組みを構築しよう!

生活防衛資金用の口座を作成したら、生活防衛資金を貯める仕組みを構築しましょう。

私は生活防衛資金を貯めるために以下の3つのルールを制定しました。

1. 有事の際以外は絶対に引き出さないこと
2. 毎月一定額を入金する(目標金額に到達するまで)
3. +αの収入を入金する(目標金額に到達するまで)

生活防衛資金は自分の身に何か起こったときに生活を守り抜くために用意しているので、有事の際以外は絶対に引き出さないようにしています。(結果的にまだ一度も生活防衛資金用口座から資金を引き出したことはありません。)

もちろん、有事の事態が起こればこの生活防衛資金は活用するつもりですが、自分が欲しい物や日常生活のために資金を引き出してしまうと貯める力が弱まってしまいます。

私は生活防衛資金用口座を作成し、この資金は本来の用途以外では引き出さないと自身に誓うことによって生活防衛資金が貯まりやすくなりました。

また、目標金額に到達するまでは毎月一定金額を入金し、+αの臨時収入を生活防衛資金の構築にまわしていました。

私の場合は給料日に毎月2万円を生活防衛資金に振り分けるようにし、メルカリの売上金などの臨時収入を生活防衛資金に構築に充てていました。

このような独自ルールを制定したことで、投資と並行しながらゆっくりと目標の生活防衛資金を構築することができました。

まとめ:安心して資産形成に取り組むために生活防衛資金を構築しよう!

以上、生活防衛資金の役割から必要金額、預け先、貯め方など自身の経験をもとに核となる考え方を紹介させていただきました。

私自身、資産形成をスタートして生活防衛資金の構築に約2年かかりましたが、生活防衛資金を構築できたことによってより安心して投資に踏み切ることができるようになりました。

途中、コロナショックなど大きな相場の下落も経験しましたが、生活防衛資金があったことによって焦って売ることもなく精神的に多少のゆとりが持てたのも事実です。

生活防衛資金が果たしてくれる役割は非常に重要で、不確実性の高い今の時代において生活防衛資金は心の拠り所となってくれる存在です。

ぜひ、本記事が生活防衛資金を貯めようと思っている方にとって少しでも参考になれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。