生活防衛資金

生活防衛資金に外貨(米ドル)を組み入れるのはありか?

生活防衛資金の一部に外貨を組み入れるのってどうなんだろう…?

本記事は、上記の悩みを解決する内容となっています。

私は生活防衛資金の一部に外貨(米ドル)を組み入れています。

生活防衛資金の一部に外貨(米ドル)を組み入れてもいいと思った理由を

生活防衛資金として満たしておきたい性質
外貨(米ドル)を組み入れるメリット
生活防衛資金における外貨(米ドル)の組入比率はどうすべきか

といった観点から解説していきます。

こんな人におすすめ!!

・生活防衛資金に外貨を組み入れようか迷っている
・生活防衛資金に外貨を組み入れるメリットを知りたい
・他の人の生活防衛資金形成について知りたい

生活防衛資金として満たしておきたい性質

生活防衛資金として満たしておきたい性質は「流動性」と「安全性」の2つです。

生活防衛資金は有事の際に活用することを想定しているので、流動性(すぐに現金化できるか)安全性(価値が大きく損なわれないか)の2つが重要となります。

以前、こちらの記事で生活防衛資金の役割と必要金額について解説しておりますので、併せてご覧いただけると幸いです。

では、外貨預金(米ドル)が「流動性」と「安全性」について条件を満たしているのかについて考えていきたいと思います。

①流動性

流動性は、有事の際にすぐ引き出すことができるか(=現金化できるか)がポイントです。

外貨普通預金(米ドル)はすぐに円に換えることができるので、流動性の条件は満たしていると言えます。

ただ、すぐに円に戻すことができるとはいえ、引き出す時点での為替によって影響を受けるため、元本が保証されるわけではありません。(詳しくは後述の安全性で)

また、外貨定期預金の場合は外貨普通預金と比べて流動性が少し劣ります。

私は生活防衛資金を形成する口座としてソニー銀行を活用しています。

ソニー銀行の外貨定期預金の中途解約については以下のとおり定められています。

ソニー銀行 外貨預金の中途解約について

原則として中途解約は受け付けていないけれど、やむを得ない場合は解約ができるという内容です。

中途解約した場合の外貨定期預金の金利については、「当初約定金利の10%」か「解約日における当該外国通貨建て普通預金金利」のいずれか低い方をお預け入れ日にさかのぼって適用されます。

流動性リスクは少しあるものの、最悪の事態が起こった場合は日本円に現金化することはできそうです。

②安全性

安全性は大きく価値が損なわれないかがポイントです。

安全性は△だと思います。

先述のとおり、流動性に関しては必要な時に円転して現金化することで問題なさそうですが、為替が絡んでくるため、大きく円高(=ドル安)に振れている時に円転してしまうと元本割れしてしまいます。

逆も然りで、円安(=ドル高)時に有事が起きて円転した場合は元本以上に損益がプラスになる可能性もあります。

このような為替リスクがあることは注意すべきです。

流動性と安全性でまとめると外貨預金(米ドル)は以下の図の右下の象限に該当するでしょう。

外貨(米ドル)を生活防衛資金に加えるメリット

続いて、外貨(米ドル)を生活防衛資金に組み入れるメリットについて考えていきたいと思います。

メリットは、大きく2つあると考えています。

①金利が高い

まず、1つ目の魅力が相対的に金利が高いということです。

日本の銀行預金の金利は0.01%とかなり低いです。(100万円預けて100円の利息がもらえるレベル)

2020年2月28日時点ですが、私が利用しているソニー銀行だと米ドルの普通預金の金利は年利で0.25%、1年の定期預金で1.3%も金利がつきます(もちろん、金利は経済情勢によって変わりますので、最新の金利はこちらをご覧ください。)

やはりこの金利差は大きいです。

②通貨分散

2つ目の魅力は、通貨を分散することができるということです。

私のように投資信託を通して間接的に外国株式に投資を行っているものの、実際には日本円しか持っていないという人もいらっしゃるかと思います。

日本円も為替という観点からみれば日々価値が変動している金融商品です。

今でこそ日本円は安全資産としてその地位を確立していますが、いざ日本に何か起きてしまった時に日本円だけ保有している場合だと世界的には価値が目減りしていることになります。

このように日本円の価値が低下しているときに対外通貨を持っていると、通貨価値を補完してくれます。

外国株式をドル建てで保有している人などは必要なさそうですが、私のように通貨を日本円でしか持っていない人は外貨預金を活用することで通貨の分散を図ることができます。

将来はどうなるか予測できませんが、米ドルは世界の基軸通貨ですし、比較的安泰な通貨だと思っています。

生活防衛資金において外貨(米ドル)の比率はどうすべきか

これまで「生活防衛資金の特性を踏まえて外貨預金はどうなのか」「外貨(米ドル)を組み入れるメリット」についてみてきました。

上述の特性等を踏まえると、生活防衛資金としては安全性に懸念があるものの、それを上回るメリット(金利、通貨分散)を享受できるため私としては生活防衛資金の一部に外貨(米ドル)を組み入れるのはありだと思います。

そこで意識したいのが、生活防衛資金内の外貨(米ドル)の比率です。

私は、外貨(米ドル)の比率は20%以内に抑えたいと思っています。

私の場合、生活防衛資金の目標金額は120万円と設定しているので、24万円程度までは許容できます。

この比率を保っておくことで、有事の際は円から切り崩していき、いざ円すら足りなくなってきた場合に外貨を取り崩すという対応で問題ないと考えています。

そして、何も起きなければ米ドルの定期預金に預けて少しでもお金に働いてもらう方がいいと思います。

私も2月と8月の2回に分けて外貨定期預金を活用しています。

年利1.7%と1.35%でまわせているので、日本円で預金に預けた場合よりも多くのインカムゲインが得られるのは魅力的です。

外貨を全く保有されていない方は生活防衛資金の一部に外貨を組み入れられてみてはいかがでしょうか。

まとめ

「生活防衛資金の一部に外貨(米ドル)を組み入れるのはどうか」という観点で個人的な考えを述べさせていただきました。

まず、生活防衛資金として満たしておきたい性質についてですが、流動性は〇、安全性は△だと思っています。

そして、外貨(米ドル)を組み入れるメリットは、①相対的に金利が高い、②通貨分散を図ることができるの2つです。

これら性質とメリットを踏まえた個人的な意見として、生活防衛資金の一部に外貨(米ドル)を組み入れるのはありだと思います。

ただ比率は抑えるべきで、個人的には生活防衛資金の20%以内の範囲内にとどめるべきだと考えています。

以上、本記事が少しでもお役に立てたのであれば幸いです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。