「これから自分の市場価値を上げるキャリアを積み上げていきたい!」
「転職もしくは副業を考えている」
「仕事に対するモチベーションが下がっている…」
上記のような方々におすすめしたいのが、motoさんの著書『転職と副業のかけ算』です。
本書を読むことで、本業においてもしっかりと努力を積み、転職と副業をかけ合わせることで自分自身の市場価値をより一層高めていきたいと思えるようになります。
『転職と副業のかけ算』を読んで、個人的に印象に残った部分を紹介していきたいと思います。
本業の成果に転職と副業をかけ合わせて生涯年収を最大化しよう!!
・自分の市場価値を上げたい
・転職または副業を考えている
・給与収入以外の収入源がほしい
Contents
著者:moto
著者はmoto(@moto_recruit)さん。
Twitterのプロフィールでは、32歳で6社目のサラリーマン、年収1500万、副業年収4000万円と書かれています。
本書のタイトルのとおり、本業での成果に転職と副業をかけ算することで収入を最大化していらっしゃる方です。
地元の短大を卒業後に、年収240万円の地方ホームセンターに入社し、それから4回ほど転職を繰り返されておりますが、なぜこのような選択をされたのかは非常に面白い部分だと思いますので、ぜひ本書を読んでいただければと思います。
各種SNSを通じて、転職や副業、キャリアや営業戦略に関する知見を発信し、Twitterのフォロワーも80,000人強いらっしゃいます。
ぜひ、Twitterでフォローしてみてください。
本業で努力をして、その知見で稼ぐ
まず、本書を読んでグサッときたのは、”本業で努力をして、その知見で稼ぐ”ということ。
本書を読んでいただければmotoさんの歩みについてわかってくる部分が多いですが、この方は本業で得た知見を副業に活かすという形で収入を得られています。
つまり、本業の成果に副業をかけ算することで年収を増やしており、個人としての稼ぐ力や個人のブランドを伸ばすという戦略を展開されていらっしゃいます。
本書を読み進めるだけで、著者が本業においてもものすごく考えたり、生産性を上げながら仕事をしているということが伝わってきます。
この本業での成果にこだわったサラリーマンとしての経験を発信しているからこそ、Twitterを通して多くの方から共感を得ることができ、”資産”になっているのだと感じました。
この項の冒頭にてグサッときたと述べましたが、私も心のどこかで本業と副業を切り分けて考えている部分があったからです。
よく、サラリーマンだと本業で成果を上げても大して給与に反映されないから仕事はそこそこ頑張ってその分副業に力を入れようという意見を見かけます。
私も本書を読むまでは完全にこの意見に同意でした。
私は社会人2年目(本記事執筆時点)ですが、1年目が終わった時の給与評価にて自分以上に成績を残していた同期とも、自分よりも全然成績を残していない同期とも給与の昇給額が変わらないという事実を受け、これがサラリーマンなのかと感じました。
捉え方は人それぞれだと思いますが、会社が潰れない限りは給与が安定しているし、成果による差がつかないのであれば、本業はとりあえず頑張るだけ頑張って、もっと副業に力をいれたほうがいいなという発想に陥っていました。
しかし、本書を読んで思ったのが、この考え方だと給与に差はつかないかもしれないけど、スキルや経験といった面において大きな差がついてしまうということ。
motoさんと同じように本業の成果に副業をかけ合わせる戦略をとるのならば、以前の自分のような考え方は非常に危険だと思いました。
本業も考え方や頑張り次第では、自分にとって大切な経験や資産になる訳なので、これからは本業に対する意識もしっかり変えていく必要があるということを学びました。
本業への余裕を生む副業の3つのメリット
前述のとおり、著者は本業で得た知見を副業で活かすという形で収入を得られています。
ここでは、著者が副業をするメリットについて考えを3つ述べられていますので、紹介したいと思います。
①自分を売り出す「個のブランド化」
多くの方がサラリーマンとして会社に依存していると思いますが、副業はすべて自分に依存することになります。
副業では「○○ができる人」という個人のブランド化がなければ稼ぐことはできません。
副業を通じて自分をブランド化できれば、自身の会社の看板に頼らずとも生きていくための”資産”になります。
この個人のブランド化に成功すれば、今後のキャリアを考える上でも「○○をやってきた○○です」と自己紹介できるようになるので、転職やキャリアアップにも使えそうですね。
②収入チャネルの増加による経済基盤の確保
これは、収入源を分散化することによって、万が一会社が倒産する事態が起きた場合でもリスクヘッジすることができるということです。
また、純粋に収入源が増えるということは年収もアップします。
収入は大きければ大きいほど、取れる選択肢が変わってきますし、多いに越したことはありません。
投資といった観点からみても、投資額が大きいほうが、同じ利回りだとしても回収できる金額は大きくなってきますからね。
③本業における「市場価値向上」への寄与
著者が副業をする上で最も大きなメリットだと思っているのが、この「個人の市場価値向上への寄与」ということだそうです。
要は、副業での収入があることで、本業でも大きなチャレンジができるというマインドセットになれる効果です。
私もTwitterのフォロワーさん(株クラ)を見ていると、高配当株投資による配当金や副業による副収入が定期的に振り込まれることによって、生活だったり会社に対して少し心に余裕が生まれるといったツイートを見かけたことがあります。
おそらく、この感覚に近いのでしょう。
副業収入にしても、投資による配当金収入にしても、結局は以前よりもお金が増えたということになります。
お金があればあるほど、取れる選択肢は広がってきますし、「お金の余裕は心の余裕」ともいいますからね。
副業収入があることによって、本業においても「失敗したら最悪辞めればいい」と気持ちに余裕が生まれるので、働くうえでの後ろ盾になってくれるそうです。
私はまだ副業収入はごくわずかなので、早く働くうえでの後ろ盾を入手したいですね。(笑)
まとめ:本業の成果に副業と転職をかけあわせよう!
まだ社会人2年目の私にとって転職は縁遠いものだと思っていましたが、人的資本形成を考えるにあたって本書に早めに出会えてよかったと思いました。
本業で得た知見というのは、今は感じることができなくてもいずれは自分にとって立派な”経験”であったり、”資産”になるのだなと思いました。
私も本業の成果に副業と転職をかけ合わせて、生涯年収を最大化できるように頑張っていきたいと思いました。
ぜひ、みなさんもmotoさんの著書『転職と副業のかけ算』を読まれてみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。