2019年12月13日に運用開始したレオスキャピタルワークスの「ひふみワールド+(プラス)」。
「設定からちょうど1年経過したけど、運用成績ってどうだったんだろう…?」
「着実にファンドの純資産とか伸びているのかな?」
本記事では、「ひふみワールド+(プラス)」ファンド設定時(2019年12月13日)から1年経過後(2020年12月13日時点)の運用成績や純資産の推移を解説します!
また、私はファンド設定時(2019年12月)から「ひふみワールド+(プラス)」の毎月積み立てを行っているので、設定後1年間の運用成績を開示します!
本記事を読むことで、「ひふみワールド+(プラス)」の1年間の運用成績が分かります。
・ひふみワールド+に投資をしている、興味がある
・ひふみワールド+のファンド設定時から1年間の運用成績を知りたい
・比較的値動きが安定した投資信託を探している
ひふみワールド+(プラス)の評価:基準価額と純資産
「ひふみワールド+(プラス)」は、「ひふみ投信」シリーズで名を上げたレオスキャピタルワークスが運用しているファンドです。
「ひふみ投信」シリーズが日本国内の株式を中心に投資しているのに対し、「ひふみワールド+」は日本株は一切組み入れずに世界の優良株式に投資を行っています。
「ひふみワールド+」の運用方針や基本情報に関しては以下の記事にまとめておりますので、併せてご覧いただければと思います。
「ひふみワールド+」は2019年12月13日に新規設定されています。(基準価額10,000円で運用スタート)
では、ファンド設定から1年後の2020年12月13日時点で基準価額と純資産はどのように増えているのでしょうか。
基準価額 | 純資産 | |
2019/12/13 (設定時) | 10,000 | 24,950(百万円) |
2020/12/13(1年経過後) | 12,080 | 83,216(百万円) |
前年同期比 | +20.8% | +58,260(百万円) |
基準価額は設定から1年後で10,000円→12,080円と+20.8%の増加となりました。

同じ時期のインデックス(NYダウとS&P500指数)と比較をすると、少しパフォーマンスを上回っています。
(ひふみワールド+(黄):20.71% NYダウ(赤):3.51% S&P500(緑):12.4%)
純資産はファンド設定時の24,950(百万円)から1年後に83,216(百万円)となっており、1年間で58,260(百万円)も増加しています。
モーニングスターの1年間における純資産増加額で調べてみると国際株式型では21位にランクインできる素晴らしい数字となっています。
ひふみワールド+(プラス)設定から1年後の運用成績
では、2019年12月の設定時より「ひふみワールド+」の毎月積み立てを行っている私の1年間の運用成績を開示したいと思います。
以下のグラフが私が毎月積立時に記録している基準価額と損益になります。

私の2020年12月13日時点の累積投資金額は225,000円で損益は+30,086円(損益率:+13.37%)となっています。
グラフをご覧いただければお分かりのとおり、2019年12月の設定なので積み立ててから数ヶ月でコロナによる暴落が訪れました。
最初は大幅なマイナススタートだったものの、徐々に株式市場が回復してくれたこともあって1年後には+13.37%の運用成績で終えることができました。
アクティブファンドの運用成績としてはまずまずといったところではないでしょうか。
まとめ:着実に”守りながら増やす”運用を発揮
個人的には「ひふみワールド+(プラス)」のファンド設定から1年間の運用成績はまずまずといったところだと感じています。
設定時から基準価額は+20.8%上昇していますが、2020年度は年後半にかけて日米ともに相場が好調ということもあって物足りなさもあります。
ちなみに同期間(2019/12/13~2020/12/13)における国際株式型ファンドのトータルリターン上位100位には「ひふみワールド+」はランクインできていません。
参考程度に上位1位は「eMAXIS Neo 自動運転」の110.67%、100位は「野村米国ブランド株投資(円)年2回」の40.84%となっています。
同一カテゴリー(国際株式型)のアクティブファンドと比較をすると、パフォーマンスが劣っているようにも感じますが、「ひふみワールド+」は”守りながら増やす”運用を意識しているファンドです。
基準価額の上下動に伴うお客様のハラハラ、ドキドキ感をできるだけ軽減し、かつ着実なリターンを目指しています。
そういった意味では、コロナ暴落時は仕方がないものの、それ以外の時期は比較的値動きが安定しており、緩やかに上昇しているような印象をホルダーとして受けました。
大きな値上がりを追求するよりも、長期目線で着実に守りながら資産を増やして行きたい人向けの投資商品であるといえますね。
