投資信託

グローバルハイクオリティ成長株式ファンド(未来の世界)を徹底評価!評判はどう?

投資信託の評価機関、モーニングスターが毎年優れた運用実績とマネジメントを持つファンドを選考したアワード「ファンドオブザイヤー」。

「ファンドオブザイヤー」の国際株式型(グローバル)部門の2019年、2020年において優秀ファンド賞を獲得して注目を集めているのが「グローバルハイクオリティ成長株式ファンド(愛称:未来の世界)」です。

本記事では、「グローバルハイクオリティ成長株式ファンド(以下:未来の世界)」の特徴や魅力、注意点などを紹介します。

・未来の世界ってどんなファンドなのか詳しく知りたい
・未来の世界のパフォーマンス(運用成績)は?
・未来の世界の評価や評判を知りたい

といった方の参考になるかと思いますので、ぜひ最後までご覧いただけたらと思います。

私自身も毎年、モーニングスターのファンドオブザイヤーをチェックしておりますが、そこで未来の世界を知り、運用戦略に共感して購入しているファンドです。

グローバルハイクオリティ成長株式ファンド(未来の世界)の基本情報

では、まず最初にグローバルハイクオリティ成長株式ファンド(未来の世界)の基本情報をまとめていきます。

ファンド名グローバルハイクオリティ成長株式ファンド(愛称:未来の世界)
運用会社アセットマネジメントOne
カテゴリー国際株式・グローバル・含む日本
設定日2016年9月30日
決算日毎年9月6日
購入時手数料3.3%(上限)
信託報酬1.87%
実質コスト1.93%
信託財産留保額0.30%
モーニングスターレーティング☆5

未来の世界は設定から約5年で基準価額が30,000円(3倍)に到達した実績を誇っています。

運用会社はアセットマネジメントOneとなっていますが、実質的な運用はモルガン・スタンレー・インベストメント・マネジメント・インク及びモルガン・スタンレー・アジア・リミテッドが行っています。

販売会社は対面の証券会社や銀行をはじめ、ネット証券、ネット銀行など多くの金融機関が取り扱っています。

そのため、購入時手数料は上限3.3%と定められています。(ネット証券やネット銀行では購入時手数料が0で設定されているところもあります。)

また、未来の世界はアクティブファンドに該当するため、信託報酬は1.87%実質コストは1.93%と高いです。

信託財産留保額(解約時にかかるコスト)は0.30%と設定されています。

コスト面は非常に高いですが、2020年のシャープレシオは1.91と類似ファンド分類平均1.37を大きく上回り、上位7%(18位/282本中)に位置していることから運用の効率性は非常に素晴らしいです。

また、モーニングスターカテゴリー(小分類)内のファンド群の中で相対的にどのランクに位置するかを示したモーニングスターレーティングにおいても2019年9月の付与開始以降、継続して最高の5つ星を獲得しており、優れた運用の効率性を長期にわたって維持しています。

ハイクオリティ成長株式を割安時に買う運用戦略

未来の世界が高パフォーマンスを上げ続けている背景にはしっかりとした運用哲学があります。

その運用哲学は、ハイクオリティ成長企業の株式に割安水準で投資を行うというものです。

ハイクオリティ成長企業とは、持続可能な競争優位性を有し、高い成長が期待される企業のことをいいます。

また、長期的な企業の成長を享受するために、ディスラプティブ・チェンジ(既存の価値を破壊し、新しい価値を創造する長期的で巨大な変化を指す)やESG評価(クオリティ評価)、財務健全性なども重視し、総合的、多角的に企業を分析しています。

そして、短期的な株価の値動きに惑わされることなく、長期的な目線で企業のファンダメンタルズを精緻に分析し、厳選投資を行うことによって、長期的に良好なパフォーマンスを目指しています。

アーク
アーク
この運用哲学がウォーレン・バフェットが重視している長期投資の考え方に近いのが気に入っているんですよね。

過去に、「【書評/要約】『年率10%を達成する!プロの「株」勉強法』栫井駿介|長期投資の真髄が学べる本」という記事で長期投資で買うべき企業のポイントをこのように紹介しました。

長期投資で買うべき企業

①業績が伸びていること
②成長意欲があること
③ビジネスの強みがあること
④財務的に無理がないこと
⑤割高すぎないこと

これらの条件は”投資の神様”ウォーレン・バフェットも重視している考え方でありますが、未来の世界の運用哲学も非常に似ているように感じます。

では、具体的にどういった銘柄が入っているのでしょうか。

2021年7月の月次レポートを参照に組入銘柄を紹介します。

米国株投資をやっている方ならご存知の超優良銘柄がズラリと並んでいますね。

成長している業界において、しっかりと独自の競争優位性を有している企業が多く、いずれの銘柄も長期のチャートでみると右肩上がりで上がっているハイクオリティ成長企業ばかりです。

そして、組入銘柄数を25∼50銘柄に絞って厳選して投資しているのも特徴的です。

これらの厳選されたハイクオリティ成長企業を長期にわたって持ち続けることで今後も良好なパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか。

また、最近のファンドオブザイヤーの入賞ファンドを見ていると、特定のテーマに偏った、いわゆる”テーマ型”のファンドが多くなっていますが、未来の世界は特定のテーマに偏っていないということも魅力の1つです。(=長期投資に非常に向いている)

【注意点】コストが高い

未来の世界は上記で説明した運用哲学に基づき、長期にわたって高いパフォーマンス(運用成績)を発揮しているファンドですが、注意すべきはコストが非常に高いということでしょうか。

アクティブファンドなので仕方がない面はありますが、信託報酬は1.87%実質コストは1.93%となっています。

また、解約時にも信託財産留保額が0.30%かかります。

そして、未来の世界は取り扱っている金融機関も様々で買付手数料が上限3.3%と設定されています。

ネット銀行やネット証券を経由して購入すれば買付手数料は0に抑えられますので、購入を考えている方はネット銀行やネット証券を利用してみるのがいいでしょう。(取り扱い金融機関はこちらからご覧いただけます)

運用するにあたってコストはできる限り低くした方がいいのは投資の鉄則ですが、では同じ「国際株式・グローバル・含む日本」のカテゴリーの代表的なインデックスファンド「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」と運用成績を比較してみましょう。

「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」 は信託報酬が0.11%と格安で非常に優れたインデックスファンドですが、直近3年間の運用成績で比較すると未来の世界が圧倒的にアウトパフォームしています。

直近3年間でみると、未来の世界はコストに見合った運用成果をアクティブファンドとして発揮していますね。

ただ、これはあくまで過去の話であって、投資の世界において将来はどうなるかは分かりません。

【評判はどう?】月次の流出入額に着目

未来の世界の評判を知るためにインターネットやTwitter等の書き込みで確認するという方法もありますが、より客観的な視点で着目できるように月次の流出入額をみていきましょう。

ファンドの資金が流入しているということは未来の世界を購入している人が多くなっているということですし、逆に資金が流出している場合は運用成績に満足できずに解約した、もしくは利益確定等で売りが出ているということが読み取れます。

以下が2021年7月31日時点の未来の世界の月次資金流出入額のグラフになります。

引用元:モーニングスター

2017年、2018年は非常に多くの資金が流入しており、注目されていたファンドでしたが、2019年には大きく資金流出しています。

ただ、2020年、2021年を見てると安定して資金が流入しており、直近の評判は悪くないと言えそうです。

まとめ:長期投資に向いた優良なアクティブファンド

以上、グローバルハイクオリティ成長株式ファンド(未来の世界)の特徴や魅力、注意点などをまとめてみました。

未来の世界はアクティブファンドなのでコストは高いものの、それを補うほどの運用成果を今のところ出し続けています。

ハイクオリティ成長株式を厳選して割安時に購入し、長期的な視点で投資を行っている点が個人的には魅力だと感じています。

このような戦略は個別株投資においても参考にできる部分が多いので、ぜひ自身の個別株投資にもハイクオリティ成長株式への長期投資を取り入れてみてはいかがでしょうか。

これからの株式市場がどう変動するのかは不確実ですが、未来の世界の今後の動向が非常に楽しみです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。