健康

お風呂には毎日入るべし!入浴で得られる7つの効果を紹介『最高の入浴法』早坂信哉

みなさんは毎日しっかりとお風呂に入っていますか?

「仕事で疲れてお風呂にお湯を溜める元気がない…」
「お風呂なんて面倒だし、シャワーで十分!」
という方多いと思います。

私も今でこそはしっかりお風呂に浸かるようになりましたが、学生時代はよくシャワーで済ましていること多かったです。

実は、シャワーだけで済ますなんてかなりもったいないんです!

本記事では、早坂信哉さんの著書『最高の入浴法』(大和書房)をもとに
入浴で得られる7つの効果
疲れがとれる入浴法
を紹介します。

入浴で得られる効果を知りたい
毎日の疲れが取れない
という方に参考になるかと思います。

こんな人におすすめ!!

・入浴の効果について知りたい
・疲れを取りたい
・リラックスしたい

入浴の7大健康作用

近年では、「日本の入浴文化」が健康寿命の底上げに一役買っているという研究結果が出ています。

日本は世界トップクラスの長寿大国として知られていますが、「毎日1回入浴」という習慣が人々の間に定着することが健康増進につながり、日本人の長寿に貢献しているのではという考えもあります。

実際に行われた1万4000人弱の高齢者を対象とした調査では、毎日湯船で入浴している人は3年後に要介護になるリスクは29%も低くなったそうです。

このように湯船の入浴は健康寿命を延ばす効果があると言えます。

また、現代医学でも入浴の健康効果が明らかになってきています。

7つの代表的な健康作用を紹介したいと思います。

①温熱作用

入浴の健康効果の代表が、温熱作用(温め効果)です。

温熱効果で血流が増えることで、体の隅々の細胞まで血液が行き渡ります。

新陳代謝が活発になることで、体がリフレッシュします。

また、温めることで神経の過敏性を抑える効果もあります。

そのため、神経痛などの慢性的な痛みを改善する効果もありますし、肩こりをほぐす効果もあります。

②静水圧作用

お湯の水圧によって全身がマッサージされたような状態になり、血流や生理に影響を与えます。

これを「静水圧作用」と呼びます。

お湯に浸かり、水圧でしめつけることによって、血流の流れがよくなり「温熱作用」と同様、血流の流れがよくなります。

長時間の立ち仕事をされている方は重力に従って、足に血液などが溜まりやすくなり、それがむくみへと発展しています。

そこで、お風呂に入り、しめつけ効果を働かせれば、溜まっている血液の流れを心臓に戻すことができ、むくみの解消へとつながります。

③浮力作用

浴槽に入ると、体重が軽く感じるかと思いますが、これが「浮力作用」です。

水中では体重が「10分の1」程度になります。

地球上にいる限り、私たちの体には常に重力がかかっていますが、水中にいる間だけが重力から解放される時間なのです。

そのため、関節や筋肉への緊張がゆるむことでリラックス状態になります。

④清浄作用

皮膚の表面を洗い流すことで、体に有害な物質や微生物、不要な皮脂などを除去します。

また、温かいお湯に浸かることで毛穴が開き、汚れや皮脂を流れ出させる効果もあります。

シャワーだけだと清浄作用は弱く、しっかりとお風呂に浸かる方が全身くまなく洗浄できます。

汗をかくことが多い夏こそ、しっかりお湯に浸かったほうがよさそうです。

⑤蒸気・香り作用

お風呂の蒸気や香りで免疫力を高め、自律神経を整える作用です。

特に鼻やのどの粘膜は、乾燥すると免疫力の低下を招きやすいため、蒸気で湿り気を与えることが大切です。

浴室内で「長い呼吸」をすることで乾燥を防ぐことができます。

また、洗面器にお湯を張り、好きな香りのアロマオイルなどを垂らせば浴室内に香りが充満するので、自律神経の調整に役立ちます。

⑥粘性・抵抗性作用

水中で体を動かすことは、陸上の約3~4倍の負荷がかかります。

この作用を利用すると、ゆっくりとした運動やストレッチなどによって筋肉に刺激を与えることができます。

粘性・抵抗性作用を活用することによって、手軽に運動療法的効果を得ることができます。

⑦開放・密室作用

浴室は、衣服を身に着けない「非日常的空間」です。

1人でお風呂に浸かる時間は、心と体が開放的になる究極のリラックス空間になります。

お風呂に浸かる時間はスマホなどを触らずにデジタルデトックスを行い、日常のことは忘れてリラックスしましょう。

手軽かつ安価で、毎日無理なく実践できる、最高の健康法。それが入浴。

毎日お風呂に入ると「幸福度」が上がる!?

毎日お風呂に入ると「幸福度」が上がる!?

スピリチュアルな怪しい話と感じられたでしょうか?

実はこの話、科学的な研究に基づく調査結果が出ています。

2012年に静岡県の6000人の住民を対象にした調査で、3054人から回答を得て、データ解析を行ったそうです。

すると、お風呂に毎日入る人には幸福度が高い人が多いということが分かりました。

なぜ、お風呂に入る人は幸福度が高い人が多いのか。

著者は、お風呂に入って感じる「気持ちがよい」という感覚が数字に表れたのではないかと考えています。

先に紹介したとおり、お風呂には温熱効果や浮力作用があります。

温熱効果で血液の循環がよくなると新陳代謝が活発になり、体の疲れがとれてすっきりします。

また、肩こりや腰痛といった慢性的な痛みも改善します。

浮力効果は、入浴中には重力からの解放をもたらしリラックス効果を生み出します。

こうした効果はこれまで多くの医学的な研究から分かっていますが、これらのお風呂の効果の毎日の積み重ねが、幸福感につながっているのではないでしょうか。

重い疲れがとれる入浴法

最後に重い疲れが取れる入浴法を紹介します。

疲労回復にとって大事なのは「血液循環」と「自律神経」、そしてその後に続く「睡眠」です。

そして、大前提として最も重要なのが「湯船に浸かること」です。

最近は若年層を中心にお風呂離れが進んでいます。

しかし、お風呂に浸からずにシャワーだけで済ましていては体温も十分に上がらず、静水圧や浮力の効果を得ることができません。

そのため、血液が循環せず、疲労回復効果も低くなってしまいます。

重い疲れが取れる入浴法「5つのルール」はこちらです。

①温度は40℃
②「全身浴」で肩まで浸かる
③浸かる時間は、10分から15分
④入浴剤でリラックス効果アップ!
⑤入浴後は、温熱効果を逃さない!

1つずつみていきましょう。

①温度は40℃

温度は40℃がいいと言われています。

人によっては「少しぬるい」と感じるかもしれません。

私はたまたまですが、風呂の温度設定は40℃にしていました。

風呂の温度を40℃にする利点は、幅広い年齢層・体力層にとって低リスクだということです。

のぼせやヒートショックなどの体調不良を起こしにくいという安全面の他、10~15分くらいの入浴時間でも十分に体が温まるので血液の流れもよくなり、疲労回復やリフレッシュ、体の痛みの改善につながります。

②「全身浴」で肩まで浸かる

半身浴より全身浴の方が健康効果は高いため、しっかり肩まで浸かることが大切です。

静水圧と浮力の作用により、体の隅々にまで血液を送ることができますし、温熱効果もアップします。

③浸かる時間は、10分から15分

入浴は長く入る必要はありません。

10分~15分で大丈夫です。

このくらいの時間であれば、心身に大きな負担はかかりませんし、しっかりと体が温まります。

顔や額が汗ばんでくるくらいが目安だそうです。

④入浴剤でリラックス効果アップ!

入浴剤を使うのも効果的です。

硫酸ナトリウム」を含む入浴剤は血流アップ&疲労物質除去効果があります。

泡が出る「炭酸系」入浴剤は血管を拡張させて血流を改善させます。

また、自分のお気に入りの香りを胸いっぱいに吸い込むことで、リラックス効果を高めることができます。

ちなみに私は「きき湯」シリーズを日々使っています。

比較的安価ですし、毎日の入浴が楽しくなるので、ぜひ使ってみてください。

⑤入浴後は、温熱効果を逃さない!

入浴後に温熱効果を逃さないためにも、お風呂から出た後に裸でのんびりするのは厳禁です。

早めにタオルで水分をふき取りましょう。

お風呂で汗をかいた後、扇風機や冷房で涼むのも基本的にはNGだそうです。(私もたまにやってます…)

せっかく温まった体が冷めてしまい、血流のよい状態がすぐに終わってしまうからです。

重い疲れが取れる入浴法について紹介しましたが、既に実践されている方も多かったのではないでしょうか?

紹介した内容は簡単に取り組めることばかりですので、ぜひ日々の入浴習慣に取り入れてみてください。

まとめ

以上、「入浴がもたらす7つの作用」と「疲れがとれる入浴法」について紹介させていただきました。

入浴は手軽かつ安価で、毎日無理なく実践できる最高の健康法です。

毎日シャワーだけで済ましているという方は、ぜひ日々の生活に入浴を取り入れてみてください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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