資産形成のヒント

【『幸福の資本論』(橘玲)を読んで】資産形成の目的を明確にする!!

突然ですが、資産形成を行うにあたって明確な”目的”はお持ちでしょうか?

「もっと自由になりたい」、「家族を養うため」、「幸せになりたい」など目的は様々だと思います。

本記事では、橘玲さんの『幸福の資本論』を参考に、資産形成に取り組む目的について考えていきたいと思います。

”資産形成に取り組む目的についてあまり深く考えてこなかったな…”
”他の人はどういう目的を持って資産形成に取り組んでいるんだろう…?”
という方に参考になる記事です。

こんな人におすすめ!!

・資産形成に取り組む意味や目的について知りたい
・資産形成に取り組むことで何が得られるか知りたい
・今よりも幸せになりたい

本記事で伝えたいこと

*何のために、どの資本を増やして行くのか、目的や方向性を明確にしよう!

*目的が明確になれば、資産形成の速度は加速する!

資産形成に取り組む目的は”幸福”を実現するため!?

資産形成に取り組む目的は、ズバリ、”幸福”を実現するためです。

橘玲さんの『幸福の資本論』を参考に解説していきたいと思います。

『幸福の資本論』は自身のキャリアや資産形成の目的を考えるにあたって非常に有益な本です。

まず、私たちが資産形成に取り組むにあたって考えるべき資本が3つあります。

それが、

金融資産
人的資本
社会資本

の3つです。

用語説明

金融資産…(不動産を含めた)財産
人的資本…働いてお金を稼ぐ能力
社会資本…家族や友達のネットワーク

これらの3つの資本については、程度の差はあれど、誰もが持ちあわせている資本です。

『幸福の資本論』では、これら①金融資産②人的資本③社会資本幸福を実現するための土台であると説いています。

すなわち、金融資産は自由を実現するための土台であり、人的資本は自己実現を手にするための土台社会資本は共同体=絆を得るための土台になっています。

幸福の条件とそれに対応する3つのインフラ

このように、金融資産、人的資本、社会資本は幸福を実現するためのインフラとなっており、人は金融資産、人的資本、社会資本を運用することで”富”を得ているのです。

*金融資産、人的資本、社会資本は誰もが持ちあわせている幸福を生み出すための資本。

*人は金融資産、人的資本、社会資本を運用することで”富”を得ている。

現在地の確認

先ほどのおさらいですが、人は皆、金融資産、人的資本、社会資本という幸福を生み出すための3つの資本を持ちあわせています。

ただ、人それぞれ、年齢やライフスタイルも違うので、現在持ちあわせている資本もバラバラだと思います。

金融資産は若い世代であれば比較的小さく、年齢が高い人は比較的大きい…
人的資本は若い世代であれば比較的大きく、年齢が高い人は比較的小さい…
社会資本については、会社、家族、友人など接点の多さで違う…

といったように人それぞれです。

まずは、現在地を把握するためにそれぞれの資本についてざっくり可視化してみましょう。

例として、25歳社会人2年目の私の現在の資本はざっくりこんな感じです。

金融資産は200万円程度であり、自由には程遠い状態ですね。

まだまだ、会社に行くのが嫌でも自身の生活を送るために会社に行かなければならない状態で、経済的自立とは乖離が大きいです。

人的資本は働いて稼ぐ能力のことですので、健康体で若い人は必然的に大きくなります。(働き続ければ、生涯年収くらいは稼げるから)

ただ、自分がやりたいことをやって稼ぐという自己実現には及んでいません。

社会資本については、数値化するのが難しいです。

現在は会社員ということもあって、会社での時間が大半を占めており、次に友人や家族と続く感じでしょうか。

残念ながら、私は現在の資本についてはどれも満足できる状態ではありません。

自分が求める資本を伸ばしていく

自身の資本について現在地を確認することで、今の状態で満足できているのか・満足できていないのかが分かると思います。

『幸福の資本論』でも、幸福を実現する3つのインフラの組み合わせから人生には8つのパターンがあることが紹介されていました。

ここで伝えたいのは、これら8つのパターンから自分の価値観にあったインフラの構築を目指していくべきということです。

*橘玲さんの『幸福の資本論』より、「幸福を実現する3つのインフラ」と「8つの人生パターン」についてはこちらの記事で詳しく紹介しています↓

どの資本から幸福を感じるかは人それぞれだと思います。

金融資産を多く持って自由を手にする生き方を目指したいのか。
人的資本を高めて自己実現を手にする生き方を目指すのか。
社会資本を増やして共同体=絆という面から幸福を手に入れるのか。

人生の価値観に基づいて、自身が幸福を得られる部分の資本を増やしていきましょう。

1番避けたいのが、あまり幸福を感じない部分の資産形成に注力してしまうことです。

『幸福の資本論』の8つのパターンでも紹介されている「マイルドヤンキー」を例にとってみたいと思います。

「マイルドヤンキー」とは、金融資産と人的資本は持っていないが、社会資本は持っている地方在住の若者のことです。

彼らは、収入は貧困ライン以下で貯金(=金融資産)はないけれど、友だち(=社会資本)はたくさんいます。

つまり、友だちと遊ぶことによって共同体=絆という面から幸福を得ている社会資本突出型です。

このような価値観の人が友だちと遊ぶこと(社会資本)よりも優先して、無理にお金を貯める(金融資産)、スキルを磨く(人的資本)ことに時間を割いたり、力を入れたとしても得られる幸福は少なくなります。

逆も然りで、人と接すること自体があまり好きではない人が、無理に友人をたくさん増やそうとする戦略なども得られる幸福は少ないと思います。

ぜひ、自分の価値観に沿って、求めるべき幸福に対応する資本を伸ばす戦略を取っていきましょう。

自身の価値観に基づいた資本を伸ばしていく!

資産形成のコンパス(目的)を定める

自分が伸ばしたい資本が明確になれば、資産形成のコンパス(目的)が定まります。

私の好きな『メモの魔力』の著者前田裕二さんも”人生のコンパス”という抽象化された言葉を用いて人生の価値観を定めることの重要性を述べています。

人生のコンパスを持つことで、何か判断を迫られたり、次の道へ進む際に自身の軸や価値観に基づいて判断を下すことができます。

今回は資産形成のコンパス(目的)を定めて、”何のために資産形成に取り組んでいて、何を求めているのか”を明確にしましょう。

では、一例として、私が目指す資産形成のコンパス(方向性)を紹介します。

私が目指したい資産形成の理想像はこちら。

金融資産と人的資本を最大限に高めて、自分にとって大切な家族や仲間とつながっていれる状態です。

最重要は金融資産の形成による経済的自立だと思っています。

実は、経済的自立を実現することによって、人生の悩みの2/3を解決することができます。

人生の3大悩みとは、①お金②健康③人間関係です。

現代では、お金は何をするにも必要で、生活とは切っても切り離せない存在です。

健康は命に関わる最も大切なものです。

そして、人間関係についても自身の生活に影響を及ぼす見過ごせない悩みです。

ただ、経済的自立を実現することによって、人生の3大悩みのうち、お金と人間関係の悩みは解決できます。

ちなみに『幸福の資本論』では、経済的自立についてこのように定義されています。

自由を経済的な意味で定義するならば、「国家にも、会社にも、家族にも依存せず、自由に生きるのにじゅうぶんな資産を持つこと」

『幸福の資本論』橘玲

上記のような状態であれば、お金に関する悩みはとっくに消えているはずです。

また、自由に生きるのに十分な資産があれば、会社に居続けるか辞めるかどうかは自身で選択できます。

会社の人間関係が良好で会社という社会資本から幸福が得られるのであれば、そのまま居続けて問題ないですし、会社という社会資本からストレスが溜まるという状況なら辞めるという選択肢が取れる訳です。

アーク
アーク
これは、じゃんけんにおいて自分だけ2回出せるようなものです!

なので、健康面さえ気をつければ、完全にストレスフリーな状況で、自分時間をかなり捻出することができます。

人的資本については、日本で金融教育を広めて、資産形成に関心のある人を増やすことで、自己実現をしたいと思っています。

ファイナンシャルリテラシーが低いと言われる日本において、少しでもお金のトラブルを減らし、少しでも自由に近づけるように手助けしたいです。

社会資本については、そんなにたくさんは持つ必要はないと思っているので、大切な家族や友人を大切にしたいと思っています。

また、趣味仲間などのコミュニティも大切にしていきたいですね。

経済的自立を実現したうえで、自身がやりたいことをやり、幸福が得られるコミュニティにも属しているという究極の理想を描いてみました。

私の資産形成のコンパスこそが、この状態です。

この理想に近づいていけるように日々努力を積み重ねていきたいと思います。

ぜひ、みなさんも資産形成のコンパスを定めてみてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

本記事では、資産形成における3つの資本の特徴と資産形成のコンパスを持つことの意義について紹介させていただきました。

ぜひ、3つの資本(金融資産、人的資本、社会資本)について現状を確認したうえで、理想の状況を描いてみてください。

何のために資産形成に取り組んでいるのかが明確になれば、何かあったときに挫折することもなく、資産形成の速度も加速していくと思います。

資産形成のコンパスを持って、その方向に向かってこれからも一緒に頑張っていきましょう。

最後までご覧いただきありがとうございました。

資産形成の目的やキャリアを考えるにあたって橘玲さんの『幸福の資本論』はかなりオススメなので、ぜひ1度読んでみてください。