金融資産形成

資産形成におけるコンパスを手にしようー目的が定まれば資産形成は加速するー

みなさんは資産形成を行うにあたってコンパスをお持ちでしょうか?

資産形成のコンパスとやや抽象的な表現を用いましたが、分かりやすく言い換えると”資産形成の目的”、”資産形成の軸”ということになります。

私の好きな前田裕二さんも著書で”人生のコンパス”という抽象化された言葉を用いて人生の価値観を定めることの重要性を述べていました。

自分の軸や価値観を知っていれば、何か判断を迫られた時や次の道に進む際に自分の軸や価値観に沿った判断をすることができます。

人生のコンパスと同様、資産形成においてもコンパスを持つことが非常に重要になります。

何のために資産形成に取り組んでいるのか目的や軸がなければ、続けていくことも難しいですし、迷ってしまったり、正しい道に進めていないといったことが今後起こりうると考えられます。

また、目的が明確になれば資産形成の速度が加速していきます。

最近では、FIRE(Financial Independence,Retire Early)という単語も浸透してきているおり、実際にFIREを実現している方もちらほら見かけるようになりました。(ネットで)

FIREを実際に実現した人々を見て私が感じるのは、これらの人は実際にFIREを実現するという目標を持っていたということです。

私も以前読んだ本、『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』でも、アーリーリタイアされた著者の生方正さんは目的を明確にすれば貯まるスピードは加速すると本書で述べられていました。

このように資産形成において自身のコンパスが定まれば、目的が明確になるので、道に迷うことも少なくなり、目指すべき目的地に到着しやすくなります。

本記事では、20代の資産形成家アークが自分なりに定めた資産形成のコンパスについて考え方などを紹介していきたいと思います。

本記事で伝えたいこと

資産形成におけるコンパスを持つことで、今後道に迷った時に自身の価値観に沿った判断を下すことができる。また、目的が明確になるため、資産形成のスピードも加速する。

こんな人におすすめ!!

・資産形成をはじめたばかりの人

・資産形成を何でやっているのか疑問を抱いている人

・資産形成の考え方について参考にしたい人

現在地の確認

まずは、現在地の確認です。

橘玲さんの著書『幸福の資本論』を参考に幸福を実現するための3つのインフラ(金融資産、人的資本、社会資本)が現在どの程度あるのかざっくり洗い出してみたいと思います。

『幸福の資本論』は自身のキャリアや資産形成のコンパスを見つけるにあたって非常に参考になる本ですので、ぜひこちらの記事も併せてご覧いただければと思います。

用語説明

金融資産…(不動産を含めた)財産
人的資本…働いてお金を稼ぐ能力
社会資本…家族や友達のネットワーク

『幸福の資本論』では、金融資産、人的資本、社会資本の3つから下図のように自由、自己実現、共同体=絆といった幸福が生み出されるとされています。

幸福の条件とそれに対応する3つのインフラ

私の現在地はざっくりこんな感じではないでしょうか。

20代社会人2年目の土台はこんな感じ?

金融資産は現在200万円程度であり、1億円を経済的自立がしやすい水準と定めると、金融資産は現在ほとんど持ち合わせていない状態です。

これは会社に行くのが嫌でも、自身の生活を送るために会社に行かなければならない状態で、経済的自立とは程遠いです。

この金融資産が比較的多くなれば、心に余裕が生まれ、自由に少しずつ近づいていきます。

逆に人的資本については、社会人2年目の25歳ということもあってかなり大きいです。

人的資本は働いてお金を稼ぐ能力のことです。

これから健康を維持することができ、長期間働くことができるとするとサラリーマンの生涯年収(3億円)くらいはざっくりと人的資本の価値を推定できます。(割引率の考え方は無視)

将来的にお金を稼ぐ能力というのは若いので大きな可能性を秘めていますが、現時点で自己実現できているかといえば、全くそうではありません。

社会資本は家族や友達のネットワークのことで、数値化するのが非常に難しいです。

私の現在の社会的なつながりは残念ながら、会社が大半を占めています。

したがって、自身の社会資本に占める割合は会社が大きくなってしまいます。

会社の次に友人、家族などのつながりがあります。

『幸福の資本論』では、これら3つのインフラ(インプット)によって何かしらのアウトプットが生まれると述べられています。

社会資本については、私の場合だと1日の接触頻度の大半の割合を占める会社については負の感情を抱くことが多く、1日の接触頻度の割合としては少ない友人、家族から幸福を感じるという構造になっています。

残念ながら、どの土台(インフラ)についても現状に満足している状態ではありません。

自分にあったインフラの構築を目指す

前述の『幸福の資本論』では、幸福を実現する3つのインフラの組み合わせから人生には8つのパターンがあることが紹介されていました。

ここで伝えたいのは、自分の価値観にあったインフラの構築を目指すべきということです。

たとえば、本書でプア充と呼ばれる、金融資産と人的資本はないが、社会資本は持っているという地方在住の若者(マイルドヤンキー)を例にとってみましょう。

彼らは、収入は貧困ライン以下で貯金はないけれども、友だちはたくさんいるという状態です。

金融資産と人的資本はないけれども、友だちとつながっているため共同体=絆という面から幸福を得ているということになります。

このような価値観の人が友だちと遊ぶこと(社会資本)よりも優先して無理に金融資産、人的資本の形成に力を入れたとしても幸福を得られる部分は少ないと思います。

逆もしかりで、本来コミュニケーションを取ったりするのが苦手な人や友達と遊ぶのがあまり好きではない人が無理に社会資本の形成に取り組んだとしても同じように幸福を得られる部分は少ないと思います。

ここで重要になってくるのはその人の人生の価値観(人生のコンパス)に基づいて、その人が幸福を得られるところのインフラを構築していくべきであるということです。

経済的自立を実現できれば、人生の悩みの2/3を解決できる

本項では、私が一番関心のある金融資産というインフラを構築した先に訪れる幸福、すなわち経済的自立について考えを述べていきたいと思います。

さて、人生における3大悩みと聞いて、皆さんは何をイメージされるでしょうか。

世間的には人生における3大悩みとして、お金健康人間関係という3つを挙げています。

健康は命にかかわる最も大切なものですし、お金も命の次に大事だなんてよく言われます。

また、人間関係についても自分自身の生活にすごく関わってくる見過ごせない悩みですよね。

これらの悩みはストレスに感じたり、不安になったりするので、できるだけ取り除きたいところです。

で、実はこの人生の3大悩みのうち2つを一気に解消できる方法が1つある訳です。

それが、経済的自立の実現

経済的自立を達成することができれば、お金と人間関係の悩みを解消することができるのです。

経済的自立についてはこのように定義されています。

自由を経済的な意味で定義するならば、「国家にも、会社にも、家族にも依存せず、自由に生きるのにじゅうぶんな資産を持つこと」

『幸福の資本論』橘玲

上記のような状態であれば、お金に関する悩みはとっくに消えているはずです。

また、自由に生きるのに十分な資産があれば、会社に居続けるか辞めるかどうかは自身で選択することができます。

会社の人間関係も良好で会社から幸福を得られるのであれば、そのまま居続ければいいし、会社に居続けるのがしんどいのであれば辞める選択肢が取れる訳です。

アーク
アーク
これは、じゃんけんにおいて自分だけ2回出せる状態ですね!(かまいたち風)

最近流行しているFIREというのが、まさに経済的自立を果たして、仕事を早期退職している状態です。

FIREできれば、人生の悩みの2/3は解決します。

ただ、会社に属さないというのは、社会資本を大きく失うことにもなるので、幸福を得るために家庭(強いつながり)であったり、友人などの遊び・趣味のコミュニティ(弱いつながり)を持つことが重要になってきます。

まあ、お金がある状態というのは自分が取れる選択肢が大きく広がっているということでもあるので、安心を得るために金融資産は構築するに越したことはないのです。

資産形成のコンパスを定める

これまで述べてきたことも含めて20代社会人2年目の私が定める資産形成のコンパス(方向性)を紹介していきたいと思います。

私の理想(目指したい方向性)はこちら↓

こんな資産形成を目指したい!!

金融資産と人的資本を最大限に高めて、自分にとって大切な家族や仲間とつながっていれる状態。

やっぱり最重要は金融資産の形成による経済的自立だと考えています。

理由は前項でも述べさせていただいたとおりで、人生の3大悩みのうち2つを解決できるということです。

健康面さえ気を遣えば、完全にストレスフリーな状況ですし、自分時間がかなり捻出できます。

ただ、大きく社会資本を失うことになるため、捻出できた自分時間を家族や友人、趣味などのコミュニティに充てていきたいと思っています。

また、FIREにも関心はありますが、どちらかといえば早期退職して仕事を完全にしないというよりも会社から離れてフリーエージェントみたいな働き方をしたいと思ってます。

日本で金融教育を広めて、資産運用に関心のある人を増やしていきたいとも思っていますし、そこの専門性(人的資本)は常に高め続けていきたいと思っています。

なので、これからはこのように自身で定めた資産形成のコンパスに基づいて、投資などの金融資産形成に励み、資産形成に関する専門性を高め(人的資本形成)、自分にとってかけがえのないと思える人たちとの出会い(社会資本形成)を大切にしていきたいと思います。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

私はギリギリ学生時代から金融資産形成、人的資本形成に取り組んでいましたが、それはなんとなく将来のためでした。

ただ、人生のコンパスを定めたり、今回のように資産形成のコンパス(目的)を定めることによって、より目指したい将来の像が浮かび上がり、日々の資産形成のモチベーションアップにもつながっています。

今回紹介させていただいた私が目指したい方向性について、現段階ではかなり乖離がありますが、実現に向けてコツコツ歩みを進めていきたいと思います。

途中で挫折するような出来事も生きていれば起こると思いますが、そんなときに折れたりしないように資産形成におけるコンパスは常に持ち続けたいと思います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。